第4話
家に帰ると、アイドルのライブがあった為、死を見届けることが出来なかったカップルにある報告をされる。
「え、別れってガチで?なんでよ!!ヒロ!!夏!!」
ヒロと夏は二人とも大切な子どもだ。だからこれ程悲しい報告はない。
「ヒロと約束してたんです。だからヒロも納得してるよねー」
「そうですよ、先生。つかマジで俺はすっごく嬉しいっすよ」
いや、そんな元気に二人から別れの報告を聞かれましても
「いや、マジでどうして?」
「ヒロとはもし、春の実験が成功したら別れると約束してたんです」
「おれも、秋の気持ちは知ってたし何より先生は俺の恩人ですから」
「いやいや、そんな約束もおかしいし、恩人関係ないよ!!むしろ俺は」
「優お兄ちゃん、大好きです」
そう言って俺の言葉を無視して腕に抱きついてくる。
「いや、ちょっな、な彼氏??の前だし」
「いや、俺もそっちに行って良いですか??」
「えぇ、い、良いけど」
ヒロは流石に腕に抱き付かずに、お腹にくる。そして、
「俺もこれからも居られて嬉しいよ。ヒロ」
「はい、先生・・・これからもお世話になりますね」
「これからは同級生だぞ。」
「そうでした!!すっごく楽しみです!!」
「あ、優お兄ちゃん!!ヒロばっかりずるい」
ちなみに秋は設定的に一つ年上になる。
「ごめんごめん。じゃなかった!!待ってだからどうして別れたんだ?」
「そんなの!!お兄ちゃんと結婚するからに決まってますよ」
「俺はそれを応援したいからっす!!」
そう言うことか・・・じゃない!!
「いや待てい!!確かに秋の気持ちは嬉しいけど、俺的には大切にしてた息子と娘が付き合うほど嬉しいことは」
「そう思ってくれていたお兄ちゃん大好き」
いや、現在進行形ですが??
「大丈夫です!!こうなった時でも大丈夫なように他の相手は沢山居ますから」
流石アイドル!!流石俺の息子!!じゃない!!
それから、俺は二人に寄りを戻さないかと言い続けたがそんな気はないらしい。
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