第14話

「いた先輩!!」


「・・・」


笑顔で後輩が向かって来る。不気味だ。


「あの、先輩。お久しぶりです」


「・・・久しぶりだな。」


つか話しかけること自体久しぶり


「あの、わ、私!!」


「あ、秋ちゃん!!」


誰かが後輩を呼び、声を遮る。


「こんなところで、何してるの?秋ちゃん」


「えっ、宮ちゃんこそ??どうしたの?」


「いや秋ちゃんと一緒にご飯って・・・この人、あの先輩じゃん!!」


「え、ま」


「秋ちゃん!!行くよ。」


「ちょ、ちょっと待って」


後輩は友達に手を繋がれる。


「秋ちゃん自分で言ってたじゃん。この人は頭がおかしい痴漢野郎だって!!近づいたら、危ないって。」


・・・前、後輩から直接似たようなことを言われたが、友達にも言っていたのか


「言ってたけど、違くて」


「あ、いいから行くよ!!」


「お願い離して」


「いい加減にして!!私は秋ちゃんが心配だからこうしてるの!!」


「・・・っ!」


「ほら、行くよ、あの人に変なことをされる前に」


「そうだね」


後輩は友達と一緒に俺の見えない所に行った。

何が言いたかったんだろう。


まぁもう何を言われても信じないけど、


ーーー

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