第86話 勝利の余韻
俺たちはチーム戦を1位という結果で終えることができた。
しかし、個人戦は団体に出ていなかった猛者がいたり集中力が続かずに負けてしまうという残念な結果で幕を閉じることになった。
「それじゃあ、乾杯!」
「「「乾杯!!」」」
チーム戦の優勝を祝して打ち上げを始めた、マイさんとアヤはいつの間にかすっごく仲良くなっていたし、シュウヤさんが珍しくだらけている。
「イオリくん、お疲れ様」
「セナこそ、お疲れ様」
「今回はたまたま勝てたけど次会があるならもっと厳しい戦いになるかもね」
「それまでに俺達も強くならないとな」
今回は初見殺しも通用しやすく、まだリリースされてアーツの存在が確認されてから時間が経っていなかったのがたまたま噛み合ったのだ。
「そういえば、マイさんあの爆発ってなんなんですか?」
「あやちゃぁぁぁん、んふふふ、すぅぅぅぅぅ」
「……マイさん?」
「あ、あぁ、あの爆発ね? 戦いが始まると同時に宣言することで使えるんだけど、自身のMPが0になった時自身の失ったMPの総量に応じて爆発させる技よ」
それならばこんな序盤であんな大爆発を起こせたのも納得だ。
「だからあの威力なんですね」
「発動すると戦闘が終わった瞬間に死ぬからこういった試合でしか使えないんだけどね」
「これまた使いどころが少ない魔法ですね」
「でしょ〜、あやちゃぁぁんこっちおいでぇ」
マイさんはアヤにべったりで当分まともな会話もできなさそうなので放っておこう。
シュウヤさんはセナが召喚したウルフを抱えながらひたすらに食事を楽しんでいるのでこちらも放っておこう。
「そういえば大会の優勝景品ってなんだったの?」
「あぁ、みんなで見ようかと思ったんだけど……」
「あぁ、みんな自分の世界って感じだね」
「だろ?」
「先に見ちゃおうよ、待ちきれないや」
「そうだな、後でみんなで欲しいものを分け合おうか」
メッセージボックスの運営からの通知を開いて大会の報酬を受け取る。
60万マニ
シュウヤ様宛・吸力の大盾・出力の小太刀
マイ様宛 ・精霊の杖 ・属性魔法交換チケット
セナ様宛 ・魔法の矢筒・ミスリルナイフ
アヤ様宛 ・ 宵桜和服シリーズ
イオリ様宛 ・エレメンタルスパイクブーツ
・属性魔法交換チケット
ガチャチケット×60
どこかの街にあるガチャを無料で回すことができるチケット
ヒントメッセージ×4
知りたいことについてこの用紙に書くと大抵の事は教えてくれる
「え、えぇ……」
「凄いな……」
「と、とりあえず自分の装備だけ確認しましょ?」
「そ、そうだな」
エレメンタルスパイクブーツ
VIT+20 INT+20
蹴り攻撃にATK+20
特殊スキル
このブーツで蹴った魔法の威力を軽減or消失させる
「なんというか、絶妙なバランスだな流石としか言えない」
「私の方は結構切り札になりそうな性能だったよ、大盤振る舞いって感じだね」
かなりいい物を貰えたがせっかくの打ち上げに装備の事ばかり考えていても仕方がないので1度報酬を記憶から抹消する。
「飲むぞぉぉ!!」
「いぇーーい!!」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
書くのヘタになってるくね?
萎えぴっぴ
新作こそランキング1位目指すぞ〜(書き溜め中)
あ、昨日1日の投稿で順位が100位代に乗ったんですよ!! 応援ありがとう♪
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