第26話
今日は大学に行く用事もなく暇なのだがセナはそうでもないらしい。
大学のレポートやらに追われているらしく、かなり忙しいみたいだ大学は俺よりも頭がいいとこらしくやっていることを聞いてみたが理解するまでにかなり説明してもらった。
「ふぅ、すっかりこの世界に慣れたな」
この世界にきてまだあまり時間がたっていないが、なかなか濃い時間を送ったからなのかすっかりこの世界に慣れてしまったようだ。
何人か顔見知りNPCもできた、ここまでこのゲームをプレイして感じたのはクエストに関すること以外はほぼ人間と変わらないということだ。
日時会話もできる
喜怒哀楽があるように見える
感情があるように感じる
人間と変わらないように見えてしまうことで一抹の不安がよぎってしまう。
このゲームもレティアのように危険視されてなくなってしまうのではないかと。
「考えてもどうしようもないよな」
俺がレティア、フルダイブ型ゲームの安全を証明しようと勉強して分かったのだ素人が何を勉強しようと何もできないし変わらない。
だから目の前のゲームに没頭するしかないのだ。
「お邪魔しまーす」
「ん?お主か、どうしたんじゃ?」
「刀を買いに来ました!」
「おぉ、ふむ、マニは?」
「五万あります」
少し考えこんだ様子を見せると鍛冶場のほうに引っ込むと一振りの刀を持ってきた。
簡素で装飾がない素朴な一振りはどこか引き込まれるようなかっこよさがあった。
「五万と手持ちの素材全部でどうじゃ?」
あまりにも高すぎると言いたかったが、性能を見て何も言えなくなってしまった。
鉄刀 銘 ギルト
攻撃力130
耐久値400
要求ステータス
STR50 INT50 DEX150
刀術熟練度3
切断
切れ味が良くなる
魔法剣
魔法を纏わせることが可能になる
俺のこのゲームでのプレイスタイルが確立された瞬間だった。
魔法を纏わせて戦う侍......和とファンタジーの相性は抜群で男心をくすぐる最高の組み合わせだ。
しかし、夜フクロウ狩りで上がったレベル分をつぎ込んでもINTが足りない......
「買います」
「いいのか?」
「はい」
「毎度ありじゃ、素材さえあれば同じ種類の刀を作ってやれるから頑張るんじゃぞい」
これで俺の魔法と刀のコンビネーションで暴れ回ることが出来る!
といっても魔法を習得しなければ始まらないのだが......
魔法を習得するには最初に魔法使いを職業で選択するか街にある魔法屋でスキルスクロールを買う、ダンジョンで見つけるという3つの手段がある。
ダンジョンと職業入れ替えは論外なのでスキルスクロールを買わないと行けないのだが初回割引があっても20万マニが必要なのだ。
「ふむ......武器をだせメンテはしてやろう」
「本当ですか!?ありがとうございます!」
これでモンスターを狩りまくってレベルとお金を貯めるしかないだろう。
20万なんてそう簡単には集まらないが仕方ない片っ端からどこかのモンスターを殺して回ろう。
そうと決まればギルドで良さげな依頼も探しに行かないと......
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短いです!ごめんなさい!
『興味がある人だけ見てください!』
しんみりとしたバッドエンド系は書いたことがなかったのですが初めてチャレンジしました。
超短編ですぐ読み終わりますので感想などをくれると嬉しいです......
https://kakuyomu.jp/my/works/16818093075713405795
本当に完成度は高くないので期待しないでください......
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