第2話
「えっ・・・ほ、本当に言ってるの?」
「そうだよ。優にはマネージャー辞めて貰うわ」
「いやいや、待ってよ。大丈夫だよ、テストとかも大丈夫だし、それに俺はマネージャーと言っても前みたいに応募見たり、仕事先に探すとかはもうしてないから」
高校生だと結局契約も出来ないし、俺はほぼ甲子園とかのマネージャーくらいだ。
「何を言ってるの?別にあなたの心配とかじゃなくて、普通なのは要らないなと思ったから解雇よ」
普通に要らないって・・・
「・・・っ!!いやいや、どうして」
「いや、私はアイドルだし、優みたいな普通の人がマネージャーだと嫌なんだよね」
確かに、春はもう昔と違って俺みたいな普通な人と常に一緒の方が異端な状況では会ったけど・・・
「それにずっと普通の優は嫌だと思ってたから」
「いや、確かに俺は見た目普通だけど、春に出来ることは沢山やってたし」
未成年でしかも中学までは異常な程、手伝ってたと思う。
「それは認めるし、今までのことは感謝してるだけど、もう今のあなたじゃ要らないの」
「・・・そ、そんな」
そんな簡単に、何の前触れも理由も、ただ俺が普通だからって
「じぁあね。優。同じクラスだけど、これからはアンタが普通じゃなくなるまで話さないでね。」
こうして俺は解雇された。
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