ピーちゃんの日常

ふざけた狼人間

プロローグサングラス(=第1話)

説明 「」言葉・音 ()心

プロローグサングラス(=第一話)

これは動物と人間がなんやかんやで共存したりしなかったりしてる世界。おやおや何やら遅刻しているのにのんきに布団にくるまった何かがいるようだ。目覚まし時計の音が狭い部屋で鳴り響く。そのうるさい目覚まし時計を止めようと、そばにある毛布から三本指の少し毛が生えた腕がモゾモゾモゾと出てきた。人差し指で目覚まし時計を止めるといきなり叫びながら布団から何かがビュウと勢い良く出てきた。こいつはリスっぽい生き物。とても目が大きい。なのにあまり瞬きをしない。なぜってこの方がかわいいと思ってるからだとか。名前はピーちゃん頭は良さそうで悪そうで良いぞ。ピーちゃんは、部屋にあるありえないぐらいデカい窓ガラスを突き破って、三メートル落下。きれいに着地したが、左目に窓ガラスの破片が突き刺さった。そううまく割れないよ、ドンマイ。ピーちゃん全速力で走る。街中も路上裏も店の中も人の家の中もピーちゃんの会社の前も、・・・あれっ通り過ぎちゃった。「ふげっ」ピーちゃんは驚きの声をあげながら振り返り自分の会社へ引き返して猛ダッシュ三段ジャンプを華麗に決めて会社に入る。タッタッタ、机に置いてあるサングラスをかっこよく掛けて高そうな椅子に座った。机に手を置いてスタンプを書類に押す。スタンプはピーちゃんの顔そっくり。机の端には社長と書かれた物が置いてある。そうこの人こそ樹液販売・賃貸マンション・賃貸住宅を生業とする会社。ゴットホールディングスの社長なのだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る