影光の牡丹

一章までの設定資料（本編と関連有り）

《牡丹連合》メンバー

①氷宮（こおりみや）　司（つかさ）

二つ名：【傲慢】

異能：【傲慢】　効果：？

黒髪黒目で黒の三ツ揃えのスーツを着ている。色白で、吸血鬼のようと言われることもある、自由人。手足が異常に長く、一応本人が言うには四十代らしいが、三十代にしか見えない容貌をしている。

凄腕の殺し屋だということ以外、経歴が謎な《牡丹連合》の創設者。

②？？　？？

二つ名：【強欲】

異能：【強欲】　効果：？

詐欺師。金髪猫目、黒い着物に臙脂色（えんじいろ）の羽織を着た三十代の若作り。全員の事を二つ名で呼び、全員から二つ名で呼ばれるため誰も本名を知らない。

基本敬語だが、《牡丹連合》の仲間には砕けた言葉遣いをしていることが多い。本人は無自覚。

③張（ちょう）　魁斗（かいと）

二つ名：【怠惰】

異能：【怠惰】　効果：？

情報屋。深緑色の髪と菫色の目の十八歳の青年。スーツのズボンにパーカーを合わせて、ジャケットを羽織っていることが多い。もちろん色は黒で統一してる。パソコン一台あればこの世の全ての情報を手に入れられると言われるほどの天才ハッカー。

④灰原（はいばら）　アリス

二つ名：【色欲】

異能：【色欲】　効果：？

藍色の癖のない髪を後ろで三つ編みにした、若葉色の目の闇医者。スタイルが良く、漆黒のドレスに白衣を羽織っている。自称永遠の二十代だが、本当は五–––（消されて読めなくなっている）。色々な薬や毒の開発もしている、《牡丹連合》になくてはならない存在。

⑤若林（わかばやし）　江青（こうせい）

二つ名：【暴食】

異能：【暴食】　効果：？

白と黒の混じった髪に黒い目を持つ三十代の掃除屋。黒いスーツのズボンに黒いシャツを着崩している。本来は肉体派だが、【強欲】と共に交渉の場に赴（おもむ）く事が多い。だから時々掃除屋としての仕事や、【強欲】の護衛として働ける場面があると、無駄に生き生きしてる。名付け親になった八重華と仁に懐かれてる。

⑥花園（はなぞの）　八重華（やえか）

二つ名：【嫉妬】【閻魔】

異能：【嫉妬】　効果：？

顎下で切りそろえた白髪と緋色の目を持つ十三歳の少女。黒いシャツとジャンパースカート、ジャケットを着ている。普段は無邪気で無害そうな少女を装っているが、目的のための殺しを何とも思わない残酷な拷問官。仁とは《牡丹連合》に入る前から一緒にいて、今も基本的に一緒にいるようにしている。過去の事から政府に対して悪感情を抱いている。名前は若林に付けてもらった。

【閻魔】は昔使っていた二つ名で、好きでは無いが脅しに便利なので時々使っている。

⑦山神（やまがみ）　仁（じん）

二つ名：【憤怒】

異能：【憤怒】　効果：？

癖のある黒髪を後ろで一つにまとめた、緋色の目の少女。黒い三ツ揃えのスーツを着ていて、いつも黒いマスクで口元を隠している。基本無表情の無口で、気配が薄い。

十三歳で、《牡丹連合》に入る前から八重華と一緒にいる暗殺者。名前は八重華と同じく若林に付けてもらった。過去の事から政府に悪感情を抱いている。

⑧鬼灯（ほおずき）　凛音（りんね）

二つ名：【憂鬱】

異能：【憂鬱】　効果：自身を中心に事件または事故が発生する。自身は必ず無事で、任意で発動できる。（第二形態時）

水色の髪と藍色の目を持つ十六歳の少女。自らの異能がオートで発動していたため、地下室に閉じ込められていた。本編開始一年前に両親が死んだ事で時々地上に出ていた。

久々に外に出た時に地下に遊びにきていたりもした、数少ない（と言うか唯一の）友人を殺してしまった時に氷宮が通りがかった事で、今までやった犯罪が信号無視くらいなのに《牡丹連合》に入る事になった。

地下暮らしで道徳心がまともに育たなかった事で、裏社会にすぐに馴染んだ。

異能はある程度制御出来るようになったが、元々巻き込まれ体質だったようで、巻き込まれる事の大きさが変わっただけで、あまり変わっていない事に気付く。

《アンフェル・ラ・モール》

①榊（さかき）　千斗（せんと）

異能：なし

茶髪に茶色い目で、凛音曰（いわ）くリスみたいらしいが、紅猫（こうびょう）の名を冠する、親牡丹派筆頭の《アンフェル・ラ・モール》四幹部の内の一人。四幹部の中で唯一異能を持たず、二十歳という若さでその地位まで上り詰めた優秀な人間。

裏社会でもトップクラスの影響力を持つ偉い人だが、三下（さんした）みたいな話し方をする。

四幹部の中でも一番《牡丹連合》と関わる事が多く、凛音含めた八人や、首領（ボス）に振り回される苦労人。

まともな顔したお兄さんだが、そこはマフィアの幹部。実は結構壊れてる。