火葬
岸亜里沙
火葬
僕は、君を
愛しいから、
切ないから、
生きたまま火を付けて、
じっくりじっくりと。
愛する人が燃える姿は、
耽美としか言いようがない。
叫ぶ声と、悶える姿。
それはある意味、
性行為と通じるものがあるだろう。
僕の手で、君を。
もっと君の火を、僕に見せてくれ。
君が灰になるほど、
僕は
君の火を見ながら、
僕は激しく絶頂した。
君の傍で横たわる僕の体を、
君の火が優しく焦がす。
もっと
もっと鮮やかに。
もっと熱く・・・。
火葬 岸亜里沙 @kishiarisa
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