第2話 ご当地レトルトカレーの日/『惰性と変化』
最初は目に入ったご当地レトルトカレーをパッと手に取っただけだった。
思いのほか喜んだので、出張の度惰性で買い続けている。
最近、妻は中身に手を付けない。
「一人の時それで済ませればいいだろ」
「パッケージを眺めるだけでお腹いっぱい」
胃が脂を受け付けなくなっていることに気付かなかった。
◆3月2日は「ご当地レトルトカレーの日」/2024年3月2日作
#140字小説 『惰性と変化』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます