タイトルとキャッチコピーはわかりやすくしましょう

 あんまり需要ないと思いながら投稿したこの創作論のPVが意外と伸びていることにビビり散らかしました。やっぱりみんな寝取られが好きなんすねぇ!






 このページではタイトルについて少しだけお話しようと思います。


 Web小説におけるタイトルの作成の仕方や重要性については、他の方が創作論で様々な考え方を披露していらっしゃるので、そちらを参考にされた方がよいでしょう。


 長文タイトルがよいのか? 短いタイトルがよいのか? どのような考え方でタイトルを決めたらよいのか?


 このページではそれらのことについては深くは触れません。


 ではこのページで触れることは何か?



 それは「タイトルやキャッチコピーには寝取られやNTR、ざまぁといった言葉を入れる、もしくはそういう内容だとわかる言い回しをしましょう」ということです。



 これには下記の二つの意味があります。



1.小説の内容をアピールすることによる読者の獲得

2.どんな題材かをあらかじめ伝えることにより、作者と読者のミスマッチを防ぐ



 この二つのことを満たすために、タイトルとキャッチコピーには「寝取られざまぁ」とわかる要素を入れましょう。できればあらすじにも書いた方がいいですが、あらすじはそもそも作品ページに行かないと読まれないといったものでもあるので、まずはタイトルとキャッチコピーです。



 ではそれぞれ簡単に解説します。



1.小説の内容をアピールすることによる読者の獲得


 は、長文タイトルとかでよく言われることですね。タイトルである程度の「あらすじ」を書いてしまうことにより小説の内容を読者に伝えることで、作品を読んでもらうという手法です。


 例えば短いタイトルとして


「紫のクロッカス」


 というタイトルを付けたとします。


 これ、タイトルだけでどんな内容の小説かわかりますか? ちなみに紫のクロッカスというのは、「愛の後悔」という花言葉を持つ花のことです。花に詳しい人ならともかく、そうでない人はこんなの調べないとわからないですよね? 僕も調べました。


 調べないとわからないということは、読者には全く意味が通じていないということです。よっぽど興味がない限り人は調べたりしないので、これではただ意味不明な言葉がタイトルになっているだけで誰も興味を持ってくれません。


 カクヨムならキャッチコピーに寝取られざまぁということを示すことによってある程度情報を提供できますが、他のサイトではそうはいきません。


 では長いタイトルを見てみましょう。


「高校で初めてできてラブラブだと信じていた彼女が寝取られたと知った俺、直後に長年一緒にいた可愛い女の子が幼馴染から俺の彼女にジョブチェンジしました。~俺を裏切ったやつらはなんか知らんけど落ちぶれてます!~」


 タイトルだけでストーリーの起承転結の起承転くらいまでざっくり書いています。これなら読者もタイトルを読んだだけでどんな内容の小説かはだいたい理解してもらえると思います。


 創作論を読むような作家の方は、正直に言ってこういった長文タイトルに忌避感を覚えておられる方が結構いらっしゃると思います。かくいう僕も正直好きではありません。


 しかしながらWeb小説というプラットフォームで戦うためには、そんなちんけなプライドは捨て去らなければいけません。短くてセンスのあるタイトルを付ければ自然と読んでくれるようになる! なんてことはないのです。


 小説の中身を読まなければ小説の中身がわからない小説は、Web小説のユーザーには読んでもらえません。小泉構文みたいなこと言ってますが、結局はそういうことなんです。


 なのでまず人に読んでもらうためには、人の目につきかつ内容がわかるようなタイトルを頑張って考えてつけましょう。



 次です。



2.どんな題材かをあらかじめ伝えることにより、作者と読者のミスマッチを防ぐ


 1ができていれば自然と達成できていることではありますが、少しだけ解説します。


 この創作論の冒頭でも触れたとおり、寝取られ(NTR)というものは大変に人を選ぶ題材になっています。もう一度言いますが、好きな人は好きですが、無理な人はマジで無理な題材なんです。


 寝取られが無理な人は寝取られざまぁ小説なんて読みません。仮に読んでしまったら深く傷ついてしまうことでしょう。


 こういった人を無理に寝取られざまぁ小説の読者として獲得しようとすると、作者と読者双方にとって不幸なことにしかなりません。


 寝取られざまぁだということを匂わせないタイトルやキャッチコピー、あらすじ、タグで寝取られ無理な読者を引き入れたとしても、中身は寝取られざまぁ小説なわけです。


 その小説を読んでしまった読者は傷つき、傷ついて荒ぶった心のままに作者にヘイトを向けてきます。


 「どうして寝取られタグを付けないのか」「こんな胸糞悪い内容なのにわかるようにしてないとかふざけてんの?」「ちゃんとわかるようにしとけや」


 まあ優しい言い方をしていますが、こんな感じのことを言われることでしょう。


 これ、マジで作者も読者もいいことなんて一つもないんで、タイトルやキャッチコピー、あらすじ、タグなんかで寝取られざまぁであるということを明記し、作者と読者のミスマッチを防ぐようにしましょう。たったそれだけのことで起こる不幸を防ぐことができます。




1.小説の内容をアピールすることによる読者の獲得

2.どんな題材かをあらかじめ伝えることにより、作者と読者のミスマッチを防ぐ


 この二つのことに気を付けてタイトルをつけ、読者に渾身の寝取られざまぁ小説を提供しましょう!

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