A,E-OT : 22since~.

初めての書き出し小説風

プロローグ

2154年…

星に元々あった有限の資源がついに底を尽きた。


人間は生きながらえる為に、資源を生み出す政策として各国が様々な技術を応用し対応してきた。

しかし比例して増加する人口と環境問題の加速より徐々に衰退を辿り、ギリギリ生き繋いでこれたが多くの科学者などが

「このままでは人類は消えていくだろう」

と明言した。


さらに追い討ちをかけるように事象が起きた。


2157年…

宇宙より超巨大飛来物「メテオゼロ彗星」が着弾した。

直径12kmにもなるこの彗星が落ちたところが海ではなく陸地だったこともあり衝撃波などにより中心地はもちろん周囲の土地や国を破壊し星の十分の三が崩壊した。


約6500万年前にも着弾し星の75%の生物が死滅することになったとされる巨大隕石の直径はおおよそ10~15kmとされている。

それと同等の大きさだった「メテオゼロ彗星」なのに想像より被害が少なかったのは不幸中の幸いだったのか、物理的に説明できない結果になった。


しかし一番の問題はこの「メテオゼロ彗星」により星の上空にあるオゾン層に大きな穴が開いた事。

これにより環境問題だけでなく食糧問題などがさらに悪化し星の滅亡のカウントダウンが始まった。


この事がキッカケで、人類の誕生から歴史に刻まれている争い、つまり戦争が止まり人類および星を救う為に世界各国が一つになり、それぞれの国で様々なジャンルの優秀な人材を抜粋し一つに集めた。

そしてその集団を「Xxエックスツー機関」と命名した。


約10000人で構成される「Xxエックスツー機関」。

最初の任務は超巨大飛来物「メテオゼロ彗星」が落ちた中心地の調査であった。


と言うのも、着弾した1年後、中心地より草木が生える事象を観察。

また中心地に今だに謎の光源がある事を観察した為だ。


従来の隕石などであれば着弾した箇所の土地は腐敗するものだった。

のに・・・「メテオゼロ彗星」に関してはこれまでになかった事象が発生しているのだ。




調査から3年後の2160年。

Xxエックスツー機関」より世界に向け1つ大きな報告があった。


———

「メテオゼロ彗星」の調査報告


この飛来物の周囲および中心地を調査した。


そのモノを言語化するのが難しいが、その中心地に謎の光源が今現在もありその場所に留まっているのを発見。


これを「N oneニューワンエネルギー」と命名した。


この「N oneニューワンエネルギー」はこれまで星で観察したことのない物質。

いや・・・物質とも違うまるで次元の異なる新たなモノ。


我々はこの「N oneニューワンエネルギー」は必ずや、星や我々の存続の為に生かせると信じ引き続き調査をおこなう。

———


この声明は滅亡へのカウントダウンを待つ人類にとって一筋の光となった。



さらに1年後。

Xxエックスツー機関」より世界に共有が。


———

我々が命名した「N oneニューワンエネルギー」が人類の救いになる事を見つけた。

この「N oneニューワンエネルギー」は無限に等しいエネルギーを持っており、これまでの考えを超越したことが実現できる。

それは主に、以下などとなる。


・星の資源不足の解決

・環境問題の解決

・化学技術の大幅な進化


滅亡へ進んでいたこれまでの大きな問題が解決できる。


よって我々はこの「N oneニューワンエネルギー」を活用し大きく2つの計画する。


一つは、環境問題やオゾン層問題を解消するための以下を開発。

Nnニューツー環境制御システム


もう一つは、より人類の進化を大きく進めるための補助となる以下の開発。

All modorオールモドー知能システム


上記2つの計画を5年後の完成を目指し進める。

———


あと5年・・・それを耐えれば生きていける・・・

このさらなる声明は、星のカウントダウンを待つしかない人類の希望の光となった。


しかし資源不足や食料不足が加速していく中、環境問題も悪化し増加傾向だった人口も減少。

また海洋の上昇により沿岸や海抜の低い国は消滅。さらに小国では国の維持ができなくなり大国に吸収される国が多く発生した。


そんな中でも人間の適応とも言えるかもしれない。

死にたくないと言う欲望とも言えるのかもしれない進化により、なんとか人類は生きながらえていた。


あと少しで・・・あと少しで・・


・・

・・・

・・・・

・・・・・



2166年。

Nnニューツー環境制御システム」と「All modorオールモドー知能システム」が完成した。


Nnニューツー環境制御システム」は、星を囲おうオゾン層より数km上空に漂う衛星の集合体の総称。


この衛星が星を四方八方で包むように留まっており、それぞれが「N oneニューワンエネルギー」より生成されたシールドで連結し包み込んでいる。

このシステムのおかげでオゾン層の破壊により太陽や宇宙からの紫外線や害悪なモノから守ることが出来るようになった。


さらに星を包むようにして張り巡らされたシールドにより天候の管理も可能へ。

具体的には、気温、天候、災害などを自由に制御でき極端に言ってしまえば星のどこにいても気温が一定になるなどが可能となった。



All modorオールモドー知能システム」は現段階で最高峰となる最大の人工知能思考システムだ。


従来の人工知能は計算などの高速処理や蓄積データより算出する予測などとなっていたが、この「All modorオールモドー知能システム」はそれらの超高速処理に加え、人類にとって最適となる提示などが出来るようになった。

一種の新しい人格とも言えるようなこのシステムが今後、我々の補助となるこれまでにないシステムへ。



この5年と言う短い期間で完成出来たのも、「N oneニューワンエネルギー」に関わった科学者達と携わった世界最高峰の人材達による功績と言える。

これらによって我々人類の滅亡へのカウントダウンは消え去り、これまで以上の豊な暮らしへと変化していった。


この事がキッカケで、「Xxエックスツー機関」は世界の救世主となり以降も我々人類の発展の為に、必要との声が大半を占めた。

よって「メテオゼロ彗星」が着弾した中心地を軸に都市を建設し「Xxエックスツー機関」が取り仕切る「01ゼロワン」と名付け国を立ち上げた。


踏まえて希望の住民は「Xxエックスツー機関」による審査などをクリアすることで人種問わず移住することが出来ると世界に声明を出した。




3年後の2169年。

01ゼロワン」の移住者は累計で100万人が暮らす国へ。


同年にはさらなる発展へと題し、二つの大きな計画を立ち上げた。


一つが、超未来都市化の計画。


Xxエックスツー機関」を中心に建造物に「N oneニューワンエネルギー」を活用したものだ。

これにより都市の光や音、基盤となる土地、例えば、売店の超自動システム化など、全てが「N oneニューワンエネルギー」によって供給リンクされこれまでにない未来都市化へ。

さらに、建造物など生成されたものは通常は高質化され従来のコンクリートのような性質を保っているが、例えば人が強くぶつかるなど衝撃が加わるとゴムのように一部分だけが自動で変化するといった特性と持つ新しい素材などで建設される。


これらの導入により、「01ゼロワン」内での人の怪我などはなくなり、犯罪なども起こることがない暮らしを目的とした計画。



もう一つは「Xxエックスツー機関」内で、かつ少数人での極秘計画となるもの。


こちらも「N oneニューワンエネルギー」を活用したものだが、神の禁忌とも言えるかもしれない。

そう「新人類生成計画」だ。


これまでも幾多に作られてきたAIを組み込んだヒューマンアンドロイドはあった。

けれども人工知能が進化したとて、プログラムや蓄積データなどから、様々な提示として動いたり算出したりはできた、けど感情なるものは発見できない。


そう、なぜならどこまで進化しても機械は機械なのだから。

だけど・・・


新たに発見した「N oneニューワンエネルギー」を活用してこれまでの研究を超える新しい結果。

人間の底を尽きない欲望。

これまでのヒューマンアンドロイドを超える新しい人類生成を、極秘に一部の人材のみで計画されていた。



・・


・・・


・・



それから10年経った2179年。

星は超繁栄と超衰退の幅がある国々に分断され人類は生きている。



~~~~~~



ガガッ・・


「アダ 、・・・」


「 ブ、・・」


「あの時は・・・ め ・・」


「私  ・・あな   した・・・」


「 や、・・僕がイ    にした  ・・」


「 当に   な  い」


「 当に   な  い」


「そし    ちの  で・・・」


「 らの  で・・・」


「   」


「   」


ガ・・・ガガ・・・

ピー・・・・・


シュパーン….


.

.

.

.




-------------------------


ここまでお読みくださいまして誠にありがとうございます。

いかがでしたでしょうか?

楽しんで最後までお読みいただけていたらとても嬉しいです!

不定期にはなりますが、次の更新までお待ちくださいませ!!

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