悪役には悪役の。
グレースお姉さま
やるべき事。
闇の世界の暗黒の
それはあと三分以内で地球を征服する為に邪魔になっている魔法少女達、
なぜ三分かと言うと上司である闇の
ちなみに三分に意味は無い、私たち闇の幹部が揃いも揃い
ちなみに他の幹部は暗黒の
よって、消去法で私が作戦を考える羽目になってしまった。
「マリアーナ、考えは……作戦はまとまったか?」
ヴォルガンス様が問いただしてくる。
(いやいや、今までのゴリ押しでも、知識で倫理的に追い詰めてもダメだ、思いつくわけが無い……!!)
「そうか……なにもないのか」
(しかし、ここでヴォルガンス様への忠誠心を裏切り訳にもいかない……!!)
「ヴォ……ヴォルガンス様!! 誠……誠に恐れ入りますが次の作戦、出撃の際にはぜひご同行をお願いしたく!! そして我らに力をお貸しください!!」
気が付けば、そう叫んでいた。
これは最低のお願いで、最低の作戦だ。
何が悲しく、自分達の失敗を上司に助けてもらわなければならないのだ……
しかし、それだけに
「そうか、ついに……ついにお主達だけでは太刀打ち出来ぬほどヤツらは成長したのか」
ヴォルガンス様は私の声を聞き、そして嬉しそうに声を上げた。
「マリアーナ!! 私達の地球征服には訳がある、だがそれよりも私は猛者との戦いも望んでいる!」
その表情は歓喜……否、闘いの化身の様に輝きさえ見えている。
「次の作戦日が決まったら報告にこい、私が、闇の世界の皇帝、ヴォルガンス・ダークハートが共に参る」
そう言い残し、奥の部屋へと消えていく。
悪役には悪役の。 グレースお姉さま @Red_plum_sister
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。悪役には悪役の。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます