　所属を人種に限定した、研究分野に傾けた能力・成果主義を掲げる組織。大昔、仮面装属（ノーブル）から離脱した者たちが設立し、今は東の大陸の南部を統治している。

　仮面展意（インテル）は世界にばら撒かれた仮面の究明とその再現を試みる目的で活動している。研究成果を重視しているため、仮面の適合者（バイパー）・仮面の適合者（バイパー）以外を物差しにして量らない。仮面装属（ノーブル）と違い、必要以上に優遇しない。

　過去の因縁により仮面装属（ノーブル）に目を付けられているが、同盟を結ぶことで侵攻を牽制（けんせい）している。研究成果の一部を献上することで見逃してもらっている。

　仮面展意（インテル）が監督する仮面展意の統治領域（インテル・フィールド）は、仮面装属（ノーブル）と比べれば、仮面の管理は緩い。仮面の保有者（ホルダー）だろうと仮面の適合者（バイパー）だろうと関係ない。申請して、金を払えば、所持が許される。

　その影響もあって、仮面装属（ノーブル）から仮面展意（インテル）に移り住もうとする者がいる。仮面の適合者（バイパー）としての責務を果たしたくない、しかし仮面は所持したい。そういう願望を果たすには好都合だから、手がかかり完了するまでに時間がかかる正式な移住をせず、金をかけて手早く済ませる違法に手を染めて移住する者が現れるほどに。