　仮面の適合者（バイパー）を神格化した、仮面の適合者（バイパー）絶対主義を掲げる組織。1つの球体が丸みの帯びた逆三角形に覆われ、その両辺に沿って三角形が1つずつ描かれているシンボルを掲げている。

　大昔は東西の大陸と両大陸の間の諸島、世界の全てを統治していたが、今は東の大陸の中央部を統治している。規模は縮小しているが、それを差し引いても、人種主導の統治領域（フィールド）では最大勢力を誇っている。

　仮面装属（ノーブル）は世の中の発展に尽力する目的で活動している。その目的を果たすため、仮面の適合者（バイパー）、もしくは仮面の適合者（バイパー）にはなれないがそのことを差し引いても優秀な人材を集め、様々な分野に登用している。

　多大な貢献を果たせるとされる仮面の適合者（バイパー）を優遇しているが、誰もが仮面の適合者（バイパー）になれるわけではなく、また仮面の適合者（バイパー）だけでは賄いきれないことを仮面装属（ノーブル）は理解しているため、仮面の適合者（バイパー）以外の人種も受け入れている。

　しかし本部に所属できるのは仮面の適合者（バイパー）だけである。

　統治機構の中心部で持てる能力を発揮してもらうため、本部への配属がほとんどである。各所を円滑に回すため、本部の窓口となる支部や実働を大きく支える専門機関に配属される場合もある。

　仮面の適合者（バイパー）以外は支部や専門機関に配属され、本部への所属は許されていない。人手が必要な際、借り受けるだけであり、異動することはない。

　仮面装属（ノーブル）が監督する仮面装属の統治領域（ノーブル・フィールド）は、他の仮面組織（パレス）と比べ、仮面の管理が厳しい。

　基本、仮面装属（ノーブル）に所属する仮面の適合者（バイパー）以外、仮面を持つことを許していない。

　統治領域（フィールド）で内紛を起こさないためにも蒐集することを禁止している。正式な担い手は自分たちだけであり、残りは紛い物と見なして駆逐している。

　例外として、同盟を結んでいる仮面組織（パレス）の一角である仮面展意（インテル）もしくは仮面牢武（クローザー）の関係者たちが事前に話を通していれば、所持することを認めている。通達されている仮面であり、仮面装属（ノーブル）が則るつじょを守り、蒐集活動に及ばなければ、認めている。

　その例外を除けば、仮面装属（ノーブル）から認可を受けた仮面の適合者（バイパー）くらいである。仮面の所有を届け出、仮面の適合者（バイパー）に姿を変えられることを証明し、さらに然るべき見届け人（仮面装属（ノーブル）に所属する者）ともに依頼をこなすことで許される。必ずしも仮面装属（ノーブル）に所属する必要はなく、依頼の成功で所持が認められる期間を延ばすことでも認められる。仮面装属（ノーブル）に貢献しうる人材であることを証明する限り、没収されることはない。