作中用語の解説集 【仮面世界】 仮面がばら撒かれた世界に派遣された者の活動記録（1章）

仮面暴突（クラッシャー）

　仮面装属の統治領域（ノーブル・フィールド）に存在する町で悪行を働く暴力集団。仮面暴徒（ブレイカー）の傘下であり、その組織が私腹を肥やす補給源であり、各地に存在する。仮面暴徒（ブレイカー）から派遣された仮面の適合者（バイパー）がリーダーを務めている。

　作中に出てきた仮面暴突（クラッシャー）は、仮面暴徒（ブレイカー）から派遣された獅子の仮面の適合者（バイパー）とその者が初めて町で暴れた後で勧誘したゴロツキたちで構成されている。怯える一般人への対処はゴロツキ、ゴロツキたちでは手に負えない存在への対処は獅子の仮面の適合者（バイパー）が担い、活動に勤しんでいた。

　町の人たちは仮面暴徒（ブレイカー）の存在がちらついて、迂闊に手が出せず、仮面暴突（クラッシャー）からの搾取を許していた。仮面暴徒（ブレイカー）が拠点にするホコアドクでの凄惨な出来事を知っていたため、今以上の被害に発展しないように徹していた。仮面装属の統治領域（ノーブル・フィールド）を預かる仮面装属（ノーブル）に打診しても、鎮圧に動いてもらえずにいる状況だから、大人しく屈していた。

　しかし仮面を回収する自称：来訪神の陣営に属する近似人種（アプレイス）：ガクウ・ポルポとその傍付（アテンダント）の働きにより、獅子の仮面の適合者（バイパー）が率いていた仮面暴突（クラッシャー）は壊滅した。

　また同時期、仮面暴徒（ブレイカー）が持つ仮面を回収するため、その組織への加勢を防ぐ狙いで、近似人種（アプレイス）：クーシャ・プラーネの指示の下、他の仮面暴突（クラッシャー）も全滅させられた。

　仮面装属の統治領域（ノーブル・フィールド）の秩序を乱す仮面暴徒（ブレイカー）を討伐するため、援軍で出張ってくるのを防ぐ狙いで動いていた仮面装属（ノーブル）よりも先んじて、仮面暴突（クラッシャー）は姿を消された。