仮面暴徒（ブレイカー）関連

　仮面装属の統治領域（ノーブル・フィールド）の南方に位置する町：ホコアドクを不当占拠する暴力組織。

　奥歯が見えるほどに大きく口を開いた紋章が背中に描かれた上着を羽織り、100人近くが所属する。武を以ってして覇を示す舞台を作るという第四の仮面組織（パレス）の樹立を目指すかのように動く、仮面装属の統治領域（ノーブル・フィールド）を預かる仮面装属（ノーブル）から抜けた首領：アストロン・イルルイドを筆頭に、副首領：ダイガ・ロンロッソン、現場監督兼執行者：フレン・ストレージ、現場監督兼執行者：シュシュン・ストレージ、首領の懐刀：レクタ・オーン（仮面暴徒（ブレイカー）に潜入する仮面装属（ノーブル）のヴィヴィロード・アマステマイ）などの仮面の適合者（バイパー）20名とそうではない素行不良者たちで構成されている。

　仮面暴徒（ブレイカー）は町の人たちに首輪を填め、自分たちの我が儘のため、町の人たちを苛めている。食料・金品・人間などが度々巻き上げられ、逆らえば、二度と歯向かえないよう、処罰を科している。体に恐怖を叩き込むことはしても、罰として死ぬことを許さず、周囲への見せしめとして敢えて生き永らえさせている。抵抗しないことが幸せであることを教えるため、極力、生かす方針でいる。仮面暴徒（ブレイカー）の打倒・悪逆からの解放を願う希望と仮面暴徒（ブレイカー）を脅かす危険性にならない限り、殺そうとはしない。

　首輪を填めていない人たち、主に部外者には積極的に横暴を働かない。逆らう真似や女性を連れていなければ、事を起こさない。理不尽な目に遭わされたり、処罰として襲われる対象は、町の人たちとしている。

　仮面装属の統治領域（ノーブル・フィールド）の秩序を乱しているが、向かってきた者たちを全て返り討ちして、1年近くホコアドクに居座っている。

　またホコアドクで不足する資源を補うため、近隣にも手を広げ、潤沢にしている。

　そのような惨状に見かね、仮面装属の統治領域（ノーブル・フィールド）を預かる仮面装属（ノーブル）が重い腰を上げ、自ら討伐に動いた。

　仮面暴徒（ブレイカー）は返り討ちにするため、当初、地形を活かしたゲリラ戦と町の人たちを人質にした戦術で長期戦に備えていたが、近似人種（アプレイス）：ラピス・ヌルクが仮面暴徒（ブレイカー）が拠点にしていた屋敷を除いた町全体を燃やされたせいで短期決戦に切り替える羽目になった。ホコアドクに居を構える利益がなくなったため、夜中に逃亡する方針に切り替えた。

　しかし自称：来訪神の遣いである近似人種（アプレイス）、クーシャ・プラーネたちにより、仮面暴徒（ブレイカー）は壊滅させられた。

　仮面装属（ノーブル）も動いていたが、そのほとんどはガクウ・ポルポの一撃で終わりを告げ、また首領とコレクターはクーシャの手で仕留められた。