第2話
…えー…まじかよ。登録者3025人……まだ2日しか経ってないけど?どうしてかな?まあいいか。3000人超えたからライブ配信でもやりますか。明日。今日はその旨を伝える動画にしよう。ちょうど有名Vチューバーの配信と被ってないし。
『えと…こんにちは、こんばんは。月陰です。まずは、登録者数3000人突破ありがとうございます。それで、記念として、ではないのですけど、明日、ライブ配信を行いたいと思います。えと、内容は、雑談と質問コーナーって感じです。明日の午後9時からです。よろしくお願いします。』
以上。
という内容を夜に投稿した次の日の夜。
カメラおーけー。パソコンオーケー。
「動作確認おけ。それじゃあ、始めますか。」
待機400名って書いてある。
配信開始。
「こんばんは。聞こえてますか、見えてますか。月陰です。」
|:月に行った月陰
|:挨拶の仕方考えたら?
|:敬語やめて。←前も言った
「えと、コメントありがとう。挨拶の仕方………こんつきー。みたいな?」
|:そう。そんな感じ。
「それじゃあ……始まりは『こんつき』で終わりは『おつかげ』にしようかな。……変かな?」
|:変じゃない。
|:おつかげとおつかれ似すぎててウケるww
|:良いと思います。
「良かった…。陽キャの人もいるんだね。陰キャって…珍しいの?」
|:珍しい
|:見たことない
「そう……なんだ。えっと、今日は、事前予告の通り、雑談と質問コーナーをやるよ。……雑談…難しい……。いやね、友達が少なくて、会話の機会がないからさ、何話せばいいのか分からなくて。」
|:早口w
|:友達いないのか…
|:ぼっちツラ
「えっと、だから、話題の提供してくれません?」
|:話題皆無
|:質問コーナーに行けば大丈夫だとおもいます。
「じ、じゃあ、質問コーナーってことで。」
|:雑談が終わった。
|:質問かー。
|:趣味は?
「趣味か…読書です。」
|:読書
|:休み時間になるたびに読んでそう
|:予想通り
「え…なんで皆わかるの?」
|:陰キャ
|:思考が陰キャ
|:わかる
「じゃあ、次の質問を、」
|:ゲームやってる?
|:特技は?
|:どうしてVチューバーに?
|:どうして陰キャ系Vチューバーなの?
「多いなぁ……えっと、特技はないです。全部人より劣ってるし……ゲームはやってるよ。」
|:特技ないのかぁ…
|:なんのゲーム?
「
|:へー。
火龍|:コラボとかやってみる?
|:火龍だ
|:本物?
|:本物じゃね?
|:マジか
「え、
火龍|:多分大丈夫
|:マジか
|:早くね?
「えと…じゃあ、よろしくお願いします。」
火龍|:後でツブヤイターにDM送るね。
「ツブヤイターでアカウント作ってない…」
|:今すぐ作れ
|:早く作って
|:すぐにフォローする
「ちょっと待っててね。――――はい。作ったよ。@tukikageだよ。」
|:了解
|:次の質問
|:まだ答えてもらってない
「ごめんなさい。えっと、Vチューバーになった理由は、クラスメイトがたくさん話していたから。次に、えっと、陰キャ系Vチューバーなのは……えと……陽キャになるのって、難しいし、怖いんですよね。でも、家ではそこまで陰キャじゃないし、ここでもたまに陽キャっぽい言動とかするかもです。」
|:許す
|:oh…
|:何も言えない
「次の質問、えっと、後1つかな。早い者勝ちだよ」
|:キャラ絵のこだわりは?
Yuna|:歌は歌う?
|:先を越された民
「キャラ絵のこだわりね…って、Yunaさん!?」
|:マジか
|:え、ヤバ
Sara|:なんでみんないるのー?
|:は?
|:月陰さん、イキロ
「はぁ…どうしてこうなった…」
|:それな
火龍|:それな
Yuna|:それな
Sara|:それな
|:↑ヤバい
|:3大Vチューバーが揃った
|:3人でコラボの予感
|:まだ早い
「質問の答えを先に言うね。えっと、この……傷の場所っていうのかな、そこの位置調整を頑張ったよ。実は、昔にできてた傷の場所でね、っと、暗くなりすぎる。だめだね。それじゃあ、質問コーナー終わるね。……なんで3大Vチューバーのみなさんが僕の配信を…?」
|:確かに
火龍|:面白そうだったから
Sara|:珍しいから
Yuna|:学校で話題になってたから
「…それじゃあ終わりますー。」
|:急すぎる
|:お疲れ様です
「それじゃあ、おつかげー。」
|:おつかげ
|:おつかげ
ふぅ……やばいな。話題になる。あ、そう言えばツブヤイターの確認…え?トレンドに月陰の文字が、あ、オワッタ。DMも来てる。
火龍|:明後日、コラボしようよ。事務所にも通したから。
月陰|:分かりました。
……明後日か……明日の投稿はなしにしてゲームしよう。
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