ファイアーエムブレム トラキア776 クリア記念書き散らし

泉 とも

完走した感想ですね。

ファイアーエムブレム トラキア776 クリア記念書き散らし


 大昔にニンテンドー3dsに聖戦の系譜と共に購入していた本作を、この度初めてクリアしたので、そのうっぷん晴らしに不満をここに書いて行こうと思う。スパロボα外伝の時とは異なりネガティヴな内容となっております。


 総評


 どんなに歴史ある作品でも汚点や迷作の一つや二つあるもの。こいつがそう。クソゲーなどという愛嬌を与えてはいけない。時間経過や周知によって得られる、俯瞰して見るような笑いや許しを与えてはならない。


悪意に満ちた窮屈さの塊。聖戦のストーリーを補完するのは分かるよ。そこは別に構わないけど問題は遊びの部分。以下に不満を書いて行くけど、とりあえず結論から先に言うと、割りと真面目にもう二度と触らないゲーム。つまらなさとか面白くなさがすごい。話を進める毎にモンハンで3乙したときのような徒労感が付きまとう。


私ゲームやってて『あとちょっとでこのゲームクリアして辞められる』って心境になったのちょっと覚えがないよ。以下はこの評価の内訳である。



・アーチ


 他の作品と違ってすげえよく当たる。そして強い。飛兵がワンチャン避けてくれることはまず無い。中盤からこういうのを配置しまくるのマジでストレスフル。



・遠距離魔法


 アーチの魔法版だが、こちらはアーチより避け易い。運の低い奴目掛けてサンダーストームが降り注ぐ。味方が使っても振るわないが、敵が使うと非常に煩わしい。



・状態異常


 加減を知らない永続デバフ。敵から装備を奪って自転車操業をするこのゲームにおいて、中盤以降から余裕があるなら、杖はとりあえず奪っておくべき。味方にばかり厳しい本作には珍しく、敵にも厳しい仕様。寝るとステの大半が0になるので、聖戦との違いに驚く人もいるだろう。最終面は地形によって魔力にバフを得られるが、20に届かないケースも多いので、意外と最後までお世話になる。石化しても別に死亡や敗北扱いにはならないからそこはご安心。ステータスの関係で無双ができないため、バサークの価値は一段落ちる。



・拉致


 武器を持たない体格の低いユニットは敵に隣接されると担がれてアイテムも奪われる。聖戦士の書だけは無事だが、きっちり敗北に含まれる。敵も浚える相手を優先的に浚うし、状態異常の杖の使用を優先する。負け星が殺害以外でも付くせいで、殴りの優先順位が低くなっている。なのでNPCを優先して盾にしよう。遠距離は普通に殺しに来るので、過信は禁物だが。



・闘技場


 罠。鍛え抜いたマリータやアスベルが特に動きも無く二回殴られて死ぬ。敵は銀武器を使うし当然のように速さは20ある。先手を安定して取れるのはそれこそ最軽量のウインド持ちのアスベルくらいだが、それでも普通に死ぬ。この敵の優遇や相対的な味方の弱さがとてもとても面白くない。苦行である。



・初見殺し


 敵の増援の湧き潰しをしないと十ターン以上敵が出続けるなどざら。登場しても最初はリワープで一ターン猶予をくれるダークマージはまだ優しいほうである。上手いこと一か所開けてレベリングするとか早々上手い手も使えない。このゲームに慣れたらマルチタスクも夢ではないが、何かの最中に別の予定を始めるとだいたい事故る。



・誤押し。


 りだつ。いちばんうえにくるやつ。籠城させたいやつがかえっていく。



・スキル


 聖戦での平民プレイみたいにスキルが乏しい奴ばかり。しかも技や速さが20になっても命中率がボス相手には指揮やカリスマがあっても、六割程度で安定しないとかいう有様。出ない流星剣と冴えない月光剣と無意味な太陽剣のシンフォニーが特別ながっかり感を演出してくれる。死ね。死んだ。



・バーサーカー


 ラスト直前に現れる絶対殺すマン。待ち伏せで倒し切れない程度のタフネスで怒りを発動させて殴って来る。かといって棒立ちでも素で必殺率が高いため、命中の低さを必殺の発動で補ってくる。実行命中率の先駆けなのか、0%がない本作では命中一桁の攻撃がいきなりささって死んだりする。セティが出合い頭にワンパンされることもあるし、聖戦士の書の必殺率低下を上回るだけの必殺率があればもうどうしようもないのだ。どこのドラゴニックオーラだ。



・成長率


 後半に加入するキャラほど成長率が良い傾向がある(一部除く)が、それでもこれはFEである。聖戦士の書を持たせても『なんかヘタレたな』ということがままある。剣一本で残り全部書のリーフでも実質ではなく、マジモンの無音を出すことさえある。これはそういうゲームである。パーンの体格13届かなかったなあ、なんてこともある。



・ライトニング


 初出は恐らくホメロスの持参品。買えるのは渡河作戦のみ。ふざけているのか。ちなみにファイヤーも序盤だけで中盤以降姿を消す。エルファイヤーがたまに出るくらい。武器の相性の関係で味方が強くても、ダークマージに不利を強いられるので、早く僧侶たちに配りたいと思ってもこの仕打ちである。



・移動力と再行動


 敵のほうが総じて足が早い上、よく確認しないとお前がピロンって言うのかいってこともある。味方も後半はティナかサラに開幕二回行動してもらうことが前提みたいな面が増える。リセマラって出ないときは本当に出ないからね。



・クラスチェンジ


 ステータスの上限が低いため、これが必要になるのはスキルが貰えるセイジくらいで、他の恩恵はHPと守備と体格と移動力を上げる機会を増やせるということと、武器レベルを上げられるということ。ただ規定レベルに達してもナイトプルフが必要なので、誰にいるのかある程度考える必要がある。クリアしてみると要らなかったな、という奴が何人かいた。



・専用装備


 罠2。専用武器は基本的に新しい物が手に入らないため、壊れたらリペアの杖で修理するしかないが、リペアの用途はもっぱらシーフの杖である。グラフカリバーに一度使うかどうかである。武器は壊れたらそれまで、フォルセティもたぶん使い切らないか、使い切っても最終話の途中くらいなので、そこまで気にする必要はない。



・疲労


 このゲームを遊んでいると蓄積していく奴。SPドリンクは人にも寄るだろうがだいたい六個くらいあればいい。そんなに必要なのか。誰が金を稼いでくるんだ。闘技場行ってもろくに稼げないぞ。金策ってそんな高く売れるものあるっけ?リブロ―とサンダーストーム?ままならないことしか詰まってないこのゲームの本質を表した要素。



・地形


 砦お前いい加減にしろよ何だ守備+10って。ラストの魔力+10の紫床お前もだ。



・排他


 15章での分岐で選ばなかったほうは仲間にならない。分かる。敵で出て来る。分からない。わざわざ捕獲するのも面倒なので死なすけど、正直要らない後味の悪さ。



・索敵


 攻略サイトは元より公式がマップをお出しするくらいにはアレ。ろくにネットもない時代にこれをやらされたプレイヤーは大変だったろうな。私なら絶対やりたくない。毎回毎回敵ばっかりしっかりこっちに向かって来るの止さない?



・味方の配置


 とりあえずマップを見て、アイテム整理して、メンバーを選び直すと配置がズレている。しかも事前にそれが分からず選べない。なおこの苛立ちはGBAに入るまで解消されない。ラストでガルザスと杖振りの場所が変わることの鬱陶しさったらない。



・屋内戦


 騎上ユニットが皆降りる。剣しか使えない。こうなると騎兵や飛兵はお役御免である。使用が偏らないようにとの配慮なんだろうか。武器レベルの成長がおっそいので大半は23章でその出番を負える。



・鍵


 とびらの鍵は最終章で六個は必要だが、それまでにもあったほうが良いようなそうでもないような、という場面がちらほらある。でもそれはだいたい盗賊で何となる。宝の鍵も同じだが、売るとそこそこのお金になる。使用回数20で3000G。なんと盗賊の鍵の二倍である。お金欲しさに宝を手に入れるのではなく宝の鍵を売る。世知辛いにも程があるだろ。



・レベル上げ


 途中から味方のレベル上げをしている暇がなくなる。エリートモードでエリートの剣とかできるし、出撃枠を全部埋めなくてもクリアできる面もあるけど、それとこれとは話が別。余裕とか猶予とか自由度みたいなものはどんどん減っていくので、気付けばあいつ育ててみようかなってのができなくなっている。このゲームにフリーマップは無いのだ。



・アウグスト


 厳しいとか正しいとか以前にやたらと腐しにかかるのやめろ。クソコテ一歩手前の軍師でラストは敵の増援があるかもみたいに言うけど、実際は慌てる必要がない。



 攻略


 各ステージの詳細については様々な攻略サイトを見て頂きたいが、ここでは遊んでる最中に「あーこれこんなことになんねや」ということを書いておく。万が一これからトラキア776を遊ぶ方がいらしたら「そういやそんなこと言ってたな」と思い出して頂ければ幸いです。


・敵が武器を交換する


 ゼーベイアを仲間にする章で、シーフの杖を振りまくっていると、手ぶらになったアーマーがボスからマスターランスを受け取る。細かいことは忘れてしまったが、ゼーベイアの分は既に没収してた気がする。



・敵が武器を買う


 マーティが手ぶらだと手斧を買うというのがある。これと同じようなことが渡河作戦でも起きる。跳ね橋前の歩兵たちは武器を取り上げられると、画面下の武器屋に駆け込み武器を買う。これを何度もやるので、何度も盗むといいだろう。ただし買うのはキラー装備なので、後始末はしっかりと。これが金策なのでは?



・21章外伝でワープの杖六本手に入れるには


 画面中央と下にワープの杖持ちがボス含め六人もいるステージ。ここまでに使ってなければサイレスの杖が三本はあるかと思います。杖Aの僧侶三人(内二人はサラとティナ)にそれを一本ずつ持たせましょう。サラかティナか再行動させるほうにワープも持たせましょう。それと初期配置の下のサンダーマージを1ターン目から殲滅できる人材を用意します。


 手順1、僧侶三人で1回ずつ画面中央のワープと遠距離魔法持ちの三人をサイレスで黙らせる。


 手順2、再行動したキャラで、下のワープ持ちの部屋にサンダーマージ掃討用の人材を放り込む。よくあるのは盗賊で、杖だけ盗みながら脱出してもよい。


 補足:下の僧侶たちは階段の増援を送るからなのか、最初のターンはワープを使って来なかった。多少もったいなかったが、次のターンで下の連中もサイレスを使って無力化した。あとは自分たちで増援の階段を塞がせながら、回収するまでゆっくり放置した。手順2は杖の使用回数に優しい方法で、終わってからこうすれば良かったなという案。ボス相手にはスリープもいいかも知れないが、そこは杖の使用回数と後のステージで要相談。



・24章外伝について


 杖Aの僧侶を四人用意して、リワープの杖持たせて増援の出る階段を33ターン目まで塞げ。エーヴェルの救出はそれからでいい。それとリーフの隣の奴がいきなりバーサーカーに殴られるから避難をさせること。


 手順1、脱出ポイントの上にガルザスをワープで放り込んでボスを倒す。


 手順2、ナンナ辺りでトーチか松明を使って画面中央下のダークマージを視認する。


 手順3,敵の杖持ちにサイレスやスリープをかけて無力化する。


 手順4,次のターンに全員リワープで階段を塞ぐ。一度は増援が飛び込んでくるため、中央に送り込む人員はよく考えよう。


 補足:杖Aがこの時点で現実的なのはサフィ、ティナ、サラ、リノアン、スルーフ、セティ(サイアス)の六人。ラーラの踊りやワープを使えば他の味方で蓋をすることも可能。念のためレスキューの杖を誰かしらに持たせておこう。エーヴェルの部屋前にはバーサーカーが三人並んでおり、近くにもいるため下手に突っ込むとまとめて相手をする羽目になる。



 最終章


 もっぱらやることは1ターン目に扉の真後ろにいるフェンリル持ちのダークマージを全員処理すること。次に右上のリザイア持ちを処理すること。基本的に食らうと即死ですが、例によってリワープを持たせたサラかティナにMアップを使い、左下のどくのやりとか持ってるしょっぱい連中の所に移動し、スリープを使うとそれで話は終了です。ティナのシーフの杖が残っているなら、そのまま隣の奴のマスターボウを奪うなりしてもいいでしょう。物理職の面々は魔力+10があっても20に届かないので、スリープでもいいかも。相手によっては間接攻撃を持たない魔将もいるので、焦らず冷静に対応しましょう。中央が空くと遠距離攻撃やストーンが飛んできます。石化するとスリープみたいに防御が皆無になりますが、ベルドは石化してないキャラを優先して狙い、取り巻きが追い打ちをかけるという構図になっている上、彼らは魔力バフが乗らないエリアにいるので、セティが突っ込むと目も当てられないことになります。敵の頼みの綱がバーサーカーなので、先に片付けておきましょう。杖A六人に前衛十二人の合計十八人、一人が鍵を持って扉を開けて処理するという流れですが、必ずしもそうである必要は無いのです。このゲーム絡め手が強すぎる。



 キャラクター評価


 クリアまで付き合ったり途中下車したりした仲間たち。


・リーフ


 ご存知本作主人公。序盤の忙しさでついついレベルを上げがちだが、クラスチェンジまでがあまりに長いので、腰を据えて育てるべき。突撃と魔力15以上あれば、割りと炎の剣で最終章のダークマージを間接攻撃で倒せることは覚えておこう。いかりもあると尚便利。



・ハルヴァン


 若い頃の『よゐこ』の有野晋哉に似てるような気がする。特に聖戦士の書が無くても体格と力と体力が伸びて行く。待ち伏せも使い勝手がいいし普通に準レギュラー。



・オーシン


 若い頃の『よゐこ』の濱口優に似てるような気がする。一発殴られてから反撃したいが、後半はマスター武器がデフォで、本人の守備も微妙でハラハラする。弱い訳ではないしプージと勇者の斧は、後半戦の彼のためにあるような物。



・タニア


 クラスチェンジさせたは良いが体格に伸び悩み。一応ダグダにも支援があるから腐り難くはある。



・フィン


 勇者の槍は強いし頼れるし、ストーリー的にもクラスチェンジさせたくなるじゃん?指揮も有れば祈りも有る。だけど屋内で下馬しないとだし、だいたい勇者の槍を使い終える辺りで他の仲間も増えて、フェードアウトしていく。聖戦のお前はあんなに頼もしかったのに。



・ダグダ


 名誉壁役。ボディリング以外の全てのドーピングアイテムを一巡させるだけで最後まで戦える好漢。突撃のおかげでアーチを倍速で消費させ、それだけでレベルが上がる。文字通り矢面に立たせるのだ。聖戦士の書を抱えて安全を確保するだけでより一層頑丈になる。余談だがパワーリングの二個目の入手は24章外伝となるので、間違っても一つ目を他の誰かに使ってはいけない。ハンマーを使ってるのに敵アーマーのHPがミリ残りしてがっかりするぞ。



・サフィ


 最初の杖振りにして最重要アイテムの片割れ、リペアの杖の持ち主。運の初期値が8だがリフィス並みに育たない。ヘズルの書を持たせるとなんと成長率0%。まあ杖だけ振ってれば問題ないんだけど。



・リフィス


 今回は体格が13以上となってボディリング使用。幸運が最後まで1だった。そのせいかサンダーストームが凄い勢いで飛んでくる。ダグダが盾ならこっちは避雷針である。



・フェルグス


 そこそこ強かったが力がヘタレたので二軍落ち。


・カリン


 再行動こそないが、レッグリング使用で移動力12は助かる場面も多かった。力が伸びずレベル上げも難航したが、23章までレギュラーだった。



・ラーラ


 体格を伸ばすチャンスは一番多かったが、それでも12止まりだった。パーンも12で止まったので、彼より背が高くなるのは嫌だったのかも知れない。踊り子の存在と豊富な体力で壁役の代打を務めることもあった。



・アスベル


 序盤から中盤にかけてのボスキラー。ワープで突っ込んで暗殺をする、レンスターゲートで後続の敵部隊を一人で止めるなど活躍し、最終章でも抜擢。今回はブリザードが手に入らなかったのが残念。



・ナンナ


 リーフのブースターなんだけど、成長率がいまいち。しかし杖振りでレベルが上がり、パラディンで育成を終わる頃には杖が少なくともCくらいにはなっている。そうなるとMアップが使えるようになり結構出番が増える。



・セルフィナ


 突撃勇者の弓が非常に便利である。幸運も高く聖戦士の書無しで20になる。下馬しても剣とか言い出さない。グレイドはフィンと二軍行きになったが、彼女は最後までレギュラーで居続けた。



・フレッド


 途中で退場したものの成長率は悪くなく、オルエンから支援も受けられるなど優秀だった。がしかし、魔法剣士っぽい感じなのに魔力がちょっと伸び悩んだのが致命的だった。



・オルエン


 今作のヒロインその2。初期上級職ながら成長率が高く、物理耐久以外は非常に優秀。専用装備も強力で、馬から下りても足が遅い以外に欠点は無い。都合三つ入手できるダイムサンダだが、二個目を使い終わる前に本編が終わる。本が重い? 待ち伏せM使え。



・マリータ


 書も無しにものすごい勢いで成長するが、如何せん耐久力に難が有る。本編中では普通に強いのだが、闘技場であっさり負けたときは非常にショックだった。敵の攻撃を受けるのに不安が付きまとう。太陽流星月光と全部揃えたのに……。



・セイラム


 敵から奪える魔導書が雷か闇かという所なので、自然と出撃回数だけは増えたが、杖も闇もAに届かなかった。たぶんどっちか一本に絞って育て切れば、片方はAに届いたと思う。



・パーン


 体格以外はリフィスの完全上位互換だった。リフィスに盗みを任せて自身は王者の剣での戦闘が中心になっていった。



・ティナ


 サフィの妹で今作最重要アイテムの片割れ、シーフの杖の持ち主。再行動の確立と移動の成長力が高く、とてもよく動いた。サラと並び攻略に欠かせない存在。



・ディーン


 最初は格好良く登場し、敵のアーチを躱せず撃ち落とされたこと以外は、常に安定して活躍した。剣もAだが他の騎兵たちと仲良くラスト前で退場。



・エダ


 ディーンの妹。最初はひどい能力値だったがモリモリ成長。特に兄より魔力が高く差別化が出来ていたと思う。



・リノアン


 杖Aのセイジ。それ以上に言うことはなく、実際ずっと出番があった。


・スルーフ


 杖Aの僧侶。最初家に引き込もってて、リーフ以外を追い払い、海賊に焼き払われるの何かのギャグなの? 再行動率もあって魔力もクラスチェンジ無しで20に届く色んな意味で優しいキャラ。



・ミーシャ


 剣Aでレベル上げがし易いペガサスナイト。指揮もあれば一応再行動もする。痒い所に手が届く。ペガサスとドラゴンの4騎編隊は中々に壮観だった。



・サラ


 杖Aのセイジ(以下略)。ティナと同じく高い確率で再行動をするので、スタートダッシュの起点となる。



・ゼーベイア


 ダクダ2号かと思いきやHPが少ない。疲れてるんだね。特筆すべきは守備、ではなく弓のレベル。マスターボウを遜色なく使える。書を持たせて弓でボスを小突いてレベルを上げてみれば、思ったよりは使えるなあ、となること請け合いである。エリートモードでエリートを付けるとウハウハである。今時言わないよ、ウハウハ。



・アマルダ


 書もないのによく育つ初期上級職。指揮有り再行動有り剣A杖Cという時点で魔法剣とMアップで最後までスタメン。悪いけどコノモールでは替えが効かない。



・デルムッド


 クロード神父が父親なの? というくらいスキルが無く、どうかしてるほど成長する。加入当初は戦闘する機会に恵まれないが、マスターソード辺りを持たせてダークマージを狩ると、ああお前聖戦のキャラだったねってくらい育つ。しかしというかやはり上限が。



・セティ


 杖Aのセイジにして神器持ち。ラスボスを容易くしばき倒せる。サイアスには悪いがサイアスを仲間にするとフォルセティが手に入らず、セティを仲間にすると更にサイアスの持っている杖まで入手できるので、選択の余地は無い。



・ガルザス


 今作最強物理職。マジックリングを一つ余らせておいて、彼に使ってもいいだろう。シールドリングも同じ。敵陣に放り込むと無慈悲とか御無体という言葉がよく似合う。ただし最終章のエルフだけは勘弁な。みきりMを使えばいいとか言ってはいけない。



 クリアをして。


 大人になるってどういうことかっていうと、義務感でゲームがクリアできるっていうこと。これは聖戦の系譜っぽい全くの別物で、ダルイのただ一言です。カップリングも無ければ途中でやり直しも利かない息苦しさ。成長吟味もやりづらく、一度攻略サイトや動画を見て必要そうなアイテムの数を逆算して管理しないと、途中で頭を抱えるような事態が都度都度あります。誰かこれにストップをかけなかったのか。面白くはなかったが、クリアできて良かった。今はほっとしています。世の中にはとてもとても相性が悪いゲームが存在して、それはこういうふうに見えるってことでもあります。しんどかった……。


 長くなりましたが、お時間を割いて頂きありがとうございました。この感想がちょっとした小笑いにでもなれば嬉しいです。長い間積んで来たけどこれにて晴れて卒業だ!


 二度とこのゲームには戻らん!

 さらば! トラキア776!

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ファイアーエムブレム トラキア776 クリア記念書き散らし 泉 とも @izumitomo20231231

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