私の気持ち

たんぽぽねこ

最近のモヤモヤ

私はこれまで、君含めて三人、恋愛的な意味で好きになった。

初恋の人もその次に好きになった人も好きだった、のに、君は別格。

なんだろうね

だから、振り返ってみることにした。

初恋って言ってるけど、あの時は恋っていうものを理解してなくて、今も理解出来ないんだけど、私はその人ことが”好き”で、でも今君に抱いている”好き”とは少し違う”好き”。その人に抱いていた感情は《恋愛的な好き》じゃなくて〔友情的な好き〕だったんじゃないかなって思ってる。その人とは大人になっても一緒にいて欲しいって思った、けど、それは、私が友達に相談したり喋ったりしたいっていう気持ちと似てて、多分そういうことなんだと思う。

その次に好きになった人は、苗字が一緒だった。今思えば、不思議だなぁって思う。苗字が一緒っていうだけで気になってしまう。私は惚れっぽいのかもしれない。いや、絶対惚れっぽい。だって、私は誰かを絶対、《恋愛的に好き》になってる。気がついたら、その人になってた、というより、初恋の人と学校が別れちゃって、もう会えないんだろうなって思って、きっとその人は誰かを好きになってるんだろうなって勝手に決めつけて、その人を好きになった。その人を好きになった、というより、【その人を好きになりたかった】。私は貴方を勝手にライバル視していて、その”ライバル視”をどういう訳か、私は”好き”に無理矢理変換していた。

こうやって振り返ると、私の初恋は君なのかもしれない。だから、別格と感じるのかな。

気がついたら目で追っていた。

最初は友達で、可愛いなって思ってた、のに、ちょっとずつ何か、何か違う物が入ってきていた。君のことを考えるだけでニヤケが止まらない。気持ち悪いって思われそうだけど、君になら別にいいや。

君の目が好き。ちょこっと気だるそうなその目が。寝てるとこを邪魔されて不機嫌になるとこも、猫みたいで好き。アニメキャラクターの真似をしているとこも好き。不意に優しくしてくれるとこが好き。ふざけてるとこも好き。朝、寝癖が凄いことになってるのも好き。言葉遣いが丁寧になったり、乱暴になったりするとこが好き。笑ってる顔が好き。好きなとこがいっぱいある。

逆に、苦手だなって思うとこもある。君は怒るとすごく怖い。何をするかわからない。不機嫌なとき、圧が怖くて話しかけにくい。こんぐらいかな。そんなになかったや。

君は貴方と仲が良い。君は貴方が大好きで、私はそれを眺めてる。私は貴方に嫉妬して、やっぱり”好き”だなって思ってる。それ以上に君が”好き”で、君が他の女の子に話しかけているとこを見るとモヤモヤする。この気持ちに私は頭を悩ませている。だって、なんかヤダ。嫉妬は醜いって思ってるのかは知らないけど、その女の子たちに嫉妬するのはなんかヤダ。

君と同じ委員会になったとき、私は有頂天になった。君は皆に言われて渋々って感じだったね。それでも私は嬉しかった。最初の委員会活動、終わった後、君と途中まで一緒に帰った。あの時は自分の家が君の家と遠かったことを嘆いたよ。その帰り道、うっかり君に「好きだよ」って言いそうになって、グッとその言葉を飲み込んだ。言ってしまえば良いのに私は怖くて言えなかった。二回目の委員会活動の終わり、君が遅く帰りたいって言ったから、私はわざと遅くして、君と二人で残った。その時間は長いようで短かった。その帰りも途中まで一緒に帰った。やっぱり「好きだよ」って言いそうになった。言いたい。伝えたい。聞いてほしい。言ってしまえば、伝えてしまえば、聞いて貰えば。でも、言えない。君に「ごめん」って、否定されるのはまだマシ。君に肯定されるのが怖い、というより、その後が怖い。もし君が私の言葉に「うん」とか「いいよ」って言ってくれるのは嬉しい。でも、その後。その後が怖い。大体、そういうのって付き合うみたいなことになるケースが多い、と思ってる。それが嫌だ。私は確かに君のことが”好き”だけど、付き合うのは嫌だ。付き合ったら、隠してるとこがバレるかもしれないから。君に知ってほしくない、本当は全部知ってほしい、けど、知ってほしく無い。そもそも、君が私こと”好き”でも無いのに頷かれたら、それこそ本当に嫌だ。結局のところ、怖いので言いたくない。伝えたくない。だから言わない。

私の友達は手紙を書いて気持ちを伝えたらしい。凄いと思った。羨ましいと思った。いつも私がその子の話を聞いてあげてて、なんとなく、私が年上みたいにしてた。でも、私の方が幼かった。実際私の方が幼いけど、それよりもなんだか、こう、ふわっとした劣等感みたいな、急に私は置いてかれたんだな、って思った。

だんだんとモヤモヤが広がっていく。私は自分の気持ちが分からない。私は本当に君のことが”好き”なのか、もしかしたら、この気持ちも、私の勘違いとかじゃないのか。君は私のことをどう思っているのか。友達だと思ってくれていたら、いい。私のことが嫌いでも、いい。勿論、私のことが好きだと思ってくれていたら嬉しい、と思う。とにかく、私は、君が私に対して何かの感情を持っていたらそれでいい。それでいいと言い聞かすから。


こんな感じで私は日々モヤモヤしている。

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