2,初級?ダンジョン攻略1




ダンジョンに入ると寒く感じた。今12月だしさむいのは当然なのだが…外のほうが暖かく感じた


おそらくダンジョンは普通の洞窟と同じような地形をしているため寒くなっているのだろう…そこは不思議な力は使われてないんだね…


今回はダンジョンの踏破が目的ではなくダンジョンを踏破するための能力を身に着けたいだけなので、そんな深い階層まではいかない予定…何だけどなぁ…



「……なんかモンスター強くない?ネットでは拳でも楽に勝てるレベルって書かれてたけど……ネットは信用しちゃいけないんだった…」


(ギュエェェェー!!)


「少し五月蝿いなぁ…よいしょ!」


(ギュエェェェ………)



よし!これで静かになった……ん〜まだ拳でも勝てるレベルではあるけど、今日はこの階層までにして置いたほうがいいかな…



(ぎゅぎゅ…!)



またいるよあの兎…見た目はホーンラビットに似てる…ホーンラビットモドキ(多分)、初めて接敵した時勘違いして拳を何発も打ち込んだけど、倒れなかったので一方的に殴り続けていたら倒れたけど…疲れるしめんどう…



(ぎゅ……ぎゅ……)


「寝てる?」


(ぎゅ………………)



たしかネットには初級ダンジョンのモンスターは寝ないため24時間罪悪感なく狩り放題って書いてあったんだけど…やっぱりネットは信用できない…


時刻は午後5時…昼寝だろうか?少し遅い気がするが…?まぁ…このくらいに寝る人もいれば寝てる人もいるんだし、寝るモンスターがいても不思議ではないか…


私は寝ている兎の横を静かに通り過ぎようとしたが…



──ピピピ!トラップ発動─兎爆弾



え゛…



──キイィィィィイイイン!!



激しい光が辺りを照らし、激しい音が鼓膜を破壊しかける…


トラップ?そんなの初級ダンジョンにはないはず…ネットは一生信じないようにしよう…


光と音が収まると、ドドドドと何かかま大量に押し寄せるような音が聞こえてきたため逃げた


流石に死ぬ気で努力はするけど本当に死ぬのは違うので…




✦✧✦




逃げたけど音がだんだん近づいて来ていたので振り返ったら、大量の兎だった兎なら大丈夫か…戦おう…


そこからはただ単に兎を殴ったり、逆に殴られたりするだけなのでさっさと終わらせて…


大量に兎が狩れた…やっぱりこの兎妙に硬いからめんどう…数も多かったし…


でもおかげでレベルがもう20になった!これで1位へとほんの少しだけ近づけたかな…?


スマホで12月1日0時1分のランキングを検索して表示する


へー…1分で兎5匹分かぁ…そして同率1位が多いから、これが初級ダンジョンの踏破分の評価なのだろう…


これなら兎5匹狩った方が早いと思うかもしれないけど、兎1匹狩るのに1分かかるので初級ダンジョン分の評価を稼ごうとすると5分もかかってしまう…


それなら強くなってから兎を5匹狩ればいいと思うかもだが…この兎、ダメージ上限があるみたいで一定のダメージしか通らない…しかもダメージを与えてから1秒は無敵…1位を目指す時は無視…


それにしてもいきなりモンスターの数が少なくなってる…

兎を永遠とも思えるぐらい狩ってたからだろうか?


モンスターがいないことは良いことなので先に進もう…




✦*✦



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