第3話 先人を敬う

3/9、鳥山先生と声優のtarakoさんの訃報がありました。

心からご冥福をお祈りします。


私が青春時代の最もヤバい時に、スーパーファミコンのクロノ・トリガーに出会いました。

もちろん、冒険ファンタジーだったドラゴンボールも、アラレちゃんも見ています。


クロノ・トリガーはすごかったな…音楽もさることながらストーリーも素晴らしく、ゲーオタとしては虹装備のコンプリートも楽しかったし、何より「強くてニューゲーム」のアレですよ。


友情や、愛情がどんなものかを教えてくれた、大切なゲームでした。

続編もね、良かったとは思います。

音楽もめちゃくちゃ素晴らしかった。


ただ、生涯を悲しいままで受け継ぎ、世の中甘くねーな、と言わしめた作品だった事をお伝えしておきましょう…。

あれは今でもifだと思いたい。思わざるを得ない。


お仕事でお客様ともお話ししていたのですが、昔は訃報を見ても「だれ?」だった自分が「うそやん、あの人が…!?」になった。年取ったな。


と言うもの。私も山ほど病を抱えていますが、歳を取るごとに増えて行くそれが未熟である体を支えている命の重さを見に沁みて感じています。


神様、もうちょっと頑丈に作れんかったん?と正直なところ思ってます。はい。


私が描いている作品の中には経験してきたことがふんだんに盛り込まれています。癖のある小説だから読みにくにも関わらず読んでいただけるのは本当に嬉しいです。

ありがとうございます。


私の作品の主人公の特徴は気が強いこと、優しいこと、愛に溢れていること、うちに激情を秘めていること。

私のこうありたかった、こう生きたかった、と言うものがそりゃもうもりもりです。


その物語を紡ぐことで私は生きている、と実感できる。命ある限りは描き続けたい、と思える。


幸せなことですね。


鳥山先生のように、最後まで戦い続けて生きていきたい。

誰も彼もに夢を与え、希望をくれた大先輩が遺されたものを受け継ぎ、生きていきます。


本当にありがとうございました。

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