二十雨 「辿り着いた場所」
"ヒュゥウォォオオオオオォォォ˛◞˛◞˛◞˛◞˛◞˛◞
「 _____________」
不思議と気が落ち着いて行く様な.. .. ..
「(ここが…┈┈┈┈ 「場所」な、のか∙ ∙ ∙ ∙ ∙ ??)」
「ギュルルルル...˛៹˛៹˛៹˛៹˛៹˛៹....」
自分の手の内の中で回り続けるメゼ。
【┈┈┈┈…聞こえる.... 征四郎.. .. ..??】
「(雅… … …)」
あの扉からどこか自分が虚ろな世界の中で漂っている様な.....
霧の中を歩いている様な┈┈┈┈…
【アナタは__________ '一人'じゃない_____________
私が┈┈┈┈∙∙∙ いる、から∙∙∙∙∙ !】
「(ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !
靄の様な霞ががった意識の中で、征四郎はどこからか聞こえて来る
'雅の声'に雪の景色。 歪んだ様に見える氷の崖の上を歩き続け、
目の前に姿を現した巨大な「氷の谷」を見据える______________
"ヒュゥォォオオオォォオオオオ˛◞˛◞˛◞˛◞˛◞˛◞˛◞˛◞˛◞˛
「( ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
"コツッ コツッ コツッ コツッ.....˛ཬ˛ཬ˛ཬ˛ཬ˛ཬ˛ཬ"
「(大分.... はっきり、して来た様だ┈┈┈┈┈…
"グニヤァアアアァアアアァアァアア....˛៹˛៹˛៹˛៹˛៹˛៹"
「( ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ
深い氷の世界。 巨大な渓谷の途中にぽかりと空いた空洞の様な場所から、
その中へと足を踏み入れると、そこには自分の背丈より
やや大きさのある氷塊_____________
「(┈┈┈┈…、 っ!)」
【征四郎… … … ??】
「_________あ、ああ.... 平気だ∙∙∙∙∙ !」
【 ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 】
まだ少し意識がはっきりとしない様だが、不思議と頭の中に聞こえて来る声。
「(ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ
何故か頭の中に響いている雅の声を聴いていると、どうやら先程よりは
ある程度意識が「こちら側」に戻って来た気がする∙∙∙∙∙ !
「(デテ、か∙∙∙∙∙ ?
"コツッ コツッ コツッ コツッ...˛ཬ˛ཬ˛ཬ˛ཬ˛ཬ˛ཬ"
ヒヤリとした空気が漂う、暗い氷に覆われた場所で周りに立っている
いくつかの氷塊に目をやると、その氷塊の中に石で出来た
碑の様な物が置かれ、氷で覆われているせいかはっきりとは
見る事はできないが、その碑の上におそらくდეტ(デテ)だと思われる
読む事が出来ない文字が這う様な文字で
その石碑の上に刻まれている______________
「(┈┈┈┈…この場所.... 「ウバイ」の話だと、
この場所に、何か、が∙∙∙∙∙
辺りを澄んだ眼差しで見通すと
「(カディア、なの、か.. .. ... .
頭の中に聞こえて来る'声'を聞きながら、征四郎は暗い、
冷たさだけが残る世界の中で暗闇に向かって立ち進んで行く______________
【征、四郎┈┈┈┈… … …】
「(ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !
"コツッ コツッ コツッ コツッ....˛ཬ˛ཬ˛ཬ˛ཬ˛ཬ˛ཬ
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