「雨、上がる」-第二部-

十四雨 「異質」

"ザシャッ　ザシャッ　ザシャッ　ザシャッ....˛៹˛៹˛៹˛៹˛៹˛៹

「————誰だ　ッ！？」

「ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 　　！

「Roberl,

（ロベール....　！)」

氷の渓谷。 'ケイスケ'がこの暗く、奇妙な氷塊やდეტ(デテ)。

目にした事が無い文字が書かれた碑がいくつも建っている暗く、

凍りつく様な景色の中を歩き続けていると、物音がしそこに　ロベール。

「Hey, hey, hey. Tomodachi, right? Are we,?

（┈┈┈…オイオイ。　"Tomodachi"だろᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ？？　

　俺達は___________　 ？？)」

「　　　　　　」

「(cet homme,?)

（コイツ… … …　？)」

"何かが変わった"

「　　ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ

「(————————

上の氷の陸橋から見た様子。 そして今目の前で突然自分が現れた事に

驚きを見せず、以前とは変わった様な....　何か一つ線を乗り越えた様な

圭介の堂々とした姿に、ロベールは明らかな以前との'違い'を感じ取る

「No, excuse me,! I just happened to be looking down on

　this ice overpass, and there you are, Keisuke,!

（いや、失礼┈┈┈∙∙∙　 ！　たまたま、この氷の陸橋の上で

　下の様子を見ていたらケイスケ_____________

　君が、いるじゃあないか....　　！)」

「　ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 」

「(┈┈┈┈…､？？)

愛想よく話しかけているつもりだが、一言も喋らず

何を考えているのか____________　得もすればこちらの様子を

観察している様にも見える「ケイスケ」の姿に、ロベールはまるで

この島で初めて会った別人と話している様な錯覚に陥る∙∙∙∙∙　　！

「Kuh, Oh, Robert, Robert,wasn't you?

　Yes, yes, yes. You're Robel,

（ク...　ああ、ロベール┈┈┈…　ロベール、だったね。

　そうᱹ ᱹ ᱹ ᱹ　そうだ、そうだ。　君は、「ロベール」____________

「What's wrong,?

（ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ どうかしたのか？)」

「Ah!? Keisuke,!?

（あ～　！？　ケイスケ～　！？)」

"タタタタッ！"

「Shannon,?

（┈┈┈…シャ、ノン....　？)」

二人が距離を離し互いに向かい合っていると、ロベールの後ろから

シャノンが何か喜んでいる様な___________　顔中に笑顔を浮かべながら

二人の側に駆け寄って来る！

「バンッ！　バンッ！」

「ッ… … …、！」

「What's wring with you? What's going on?

　You're in a place like this, all by yourself?

（どうしたのよ～　！？　こんっな.....！　

　「こんな」っ　場所にっ！？？　一人でっ！？)」

"バンッ！　バンッ！？"

「Oi,! Shannon,

（オイᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 　！　シャノン__________

「___________　ッ、....　！」

駆け寄るなりシャノンはかなりの強さで圭介の肩を、

拳で勢いよく何度も何度も叩き続ける！

「Does it hurt a little?

（┈┈┈…少し、「痛い」んだけどᱹ ᱹ ᱹ っ 　？？)」

「Oh! It hurts! I'm little,

　happy that Keisuke is in a place like this!

（あっ～　！？　痛かった！？　「ケイスケ」がこんな場所にいるから....！

　少し、嬉しくてさっ！？)」

"バンッ！　バンッ！？"

「　ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 　！」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

「So, a door opened in the mountains of Nahele, and like

　something guiding you, Keisuke, you crossed

　the Iogise Kai to the south, to this place in

　the ice valley. You crossed the Kai of Iogise

　in the south and came to this place in

　the ice canyon. Is that what you're saying,?

（そうかᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 　じゃあ、あのナヘレの山で∙∙∙∙∙　！

　「扉」が開いて、それで何かに導かれる様に、ケイスケ┈┈┈∙∙∙∙

　君は、南のイオギセのカイを越え、この氷の渓谷の場所までやって来た....

　そう言う事か？？)」

「(　　ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ )」

「That would make sense,!

（そうなると、っだ┈┈┈…　､！)」

相変わらず何も喋らず、どこか重苦しい雰囲気の圭介の様子を気にせず、

ロベールは近くの岩の上に座ると立っている圭介を見上げる

「You came to here alone, Keisuke?

（________ここには、君一人で来たのかい？　ケイスケ....？？)」

「Why do you care,?

（… … …何で、そんな事が気になるの？)」

少し嘗める様に座っているロベールの体を見下ろすと、

どこか威圧感を感じさせる様な、静かな口調で圭介は喋り出す.. .. ..

「No, this place, this place, I'm sure the people on

　the island don't know about it,! I don't think even Yop

　and the others knew about this place, did they,?

（いや∙∙∙∙　この場所┈┈┈┈…　この場所の事は、

　確か島の人間∙∙∙∙　！ ヨプ達でも、確か

　知らなかった筈だったと思うが....？？)」

「(窺ってるのか∙∙∙∙　　)

　I don't know, I don't know either, but maybe this place

　we're now, Cadia, maybe we're in a dream, I thought so,

　Robel, Well, if you're here, then maybe

　this place is the island of Nua,! It's real.

（さあ∙∙∙∙　！ 僕にも、よく分からないんだけれどᱹ ᱹ ᱹ ᱹ

　もしかすると、今いるこの場所が、カディア∙∙∙∙　　！　

　「夢の中かも知れない」　そう思ったけど、ロベール___________

　どうやら、君がいるって事はおそらくこの場所は、

　ヌアの島∙∙∙∙∙　　！　現実って事らしい。)」

「(・・・・？)

　Ah, yes. Looks that way.

（あ、ああ。　その様だな。)」

何か今目の前にいる'ケイスケ'から「危うさ」の様な物を感じ取るが、

それをサングラスの下に押し隠すとロベールは大仰(おおぎょう)に

圭介の言葉に同調し出す.. .. ...

「Alone? That other unsociable, Seishiro, And

　that other guy with the beard, Zemba, I think

　he's called, they didn't come to this place,?

（'一人で'って事はᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ！　他のあの不愛想な、セイシロー.. .. ..

　それに、あの髭面の、確か「ゼンバ」だとか___________

　あいつらはこの場所に来てないって事？)」

「Well, it's not like I'm in league with them or anything,

　I don't know what they're doing right now.

（… … …さあ、別に僕は、何も彼らと"仲間"って訳でも無いからね....

　彼らが何をしてるか、今僕にはよく分からないな。)」

「(　　ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ

圭介の態度。

「(Sûrement, sur l'île, les gars et Zenba ont-ils

　 toujours agi?Non, avant ce Keisuke?)

（┈┈┈┈…島の中では....　確か、コイツとゼンバ達は

　 常に行動を___________　 「揉めた」....？　いや、

　 それ以前にこの圭介∙∙∙∙∙　？)」

「　　____________