その時私も笑うしかなかった
saito sekai
1話完結
私と馬のコルソーは、親友のような関係だ。ポンポンと首を軽く叩くと、目を細めて歯を見せる。それがまるで笑っているようで、なんとも可愛い。
そんなコルソーを象徴するように、私の住む村はのんびりした風情だ。しかしある時から、馬に乗り人の首を刈る狂気のサイコパスが現れ、状況は一変したのだった。
私達はいつものように、森を走っていた。すると背後から蹄の音が近付いてくる。まさかと後ろを振り返ってみると、なんと!噂のサイコパスだったのだ!
私はコルソーを急き立て疾走する。かなり引き離したようで一安心し、さらに村まで一気に戻りたい私はコルソーを更に鼓舞したが、何故か彼は止まってしまい、池の辺りで水を飲み出すではないか……
(;´゚д゚)ゞ
私は思わずコルソーの顔を見た。すると彼は目を細めて歯を見せる。
背後からは蹄の音が段々近付いてきた。完
その時私も笑うしかなかった saito sekai @saitosekai
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