第1章
ダヴィンチ「うわぁっ..!デキてんじゃん..!!尊
っ!!」
総監「あんま声出すとバレるよ..?...でも..あんなにデレデレの政宗さん初めて見たな...。」
ダヴィンチ「本当だね~...。推しカプの尊さに全私が泣いた...。二人の幸せを影から見守るモブAになりたい..。」
限界突破した時に出るダヴィンチの謎語録が少々ツボにハマるが取り敢えずバレない様に静かに退散する。
部屋に帰る途中。クロムウェルが廊下のソファーで一人で座っていた。
総監「あれ クロムウェル。どうしたの?」
クロムウェル「ただの考え事だ。気にするな。」
考え事にしてはやけに顔が神妙だ。
何かあったのだろうか。そう思った矢先
クロムウェルが口を開いた。
クロムウェル「総監...最近シェイクスピアを全く見ないのだが 何か知っているか?」
総監「いや...知らないかな。部屋にいるんじゃない?あんまり部屋から出てるイメージ無いし 本人が昼夜逆転してるって言ってたから夜型かと思ってるんだけど...。」
クロムウェル「...いや おかしい。総務も言っていた。彼女が音信不通だと。それに昼夜逆転してるとは言え食堂に一度も顔を出さないのは不自然だと思わないか?」
言われてみれば確かにそうだ。アレクサンドロスや清正でさえ見かけるのに シェイクスピアだけ一切見ない。
総監「...分かった。順次対応するよ。」
クロムウェル「ありがとう。...ふっ。お前も総務に似てきたな。」
総監「そうかな?」
クロムウェルは何かを感じた様に そそくさと部屋に帰っていく。
...しかし 総務が何故そんな重要な情報を伝えない? シェイクスピアがもし失踪したとすれば 一大事だろう。その真相を総務に聞くために 執務室へ向かった。
__________第1章 完。
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