連れてこられた世界で君を取り戻す

@erika_setuna

第1話全ての始まり

その日も普通に授業を受けるはずだった


夏の暑い日だった

俺レイヤは恋人のセツナと1週間に高校に向かって歩いていた

ふぁ〜あと欠伸をしていたらセツナに

「レイヤったら間抜けに見えるわよ?」と窘められ

俺はむっとしてセツナの頬を引っ張った

「もう痛いじゃない!」

ぷんぷんと怒るセツナ、その様子の可愛いこと可愛いこと

セツナは少し気が強くて空手や柔道そして剣道の得意ないわゆる武闘派と言われる女の子、だが見た目は少しボーイッシュだけど可愛らしい

俺はそんなセツナが好きだ

時折見せるぷんぷん怒る顔はとても可愛らしいのだ

身長は150もないボブカットの見た目

そんな彼女が時折俺にだけ甘えてくるのだ

それはいいとして、そろそろ学校に着くという時に

俺とセツナの足元が光った

「え、なにこれ」

セツナはとまどい俺にしがみついた

だが遅く俺たちは光に包まれた


目が覚めるとそこは見た事もない世界だった

当たりは殺風景というよりどこかの屋敷だと言うのがわかる

不審に思い周りを見つめるが何も分からない

そして、セツナがいないのだ

「セツナ!どこだセツナ!」

俺が叫ぶと急になにかが目の前に現れた

「ようこそ我らが館へ」

「だれだ!」

「おやおや怖い顔しないで」

目の前に現れたのはセツナだった

いや!セツナの姿をした何かだった

「セツナ!?」

「いいえ、私はサディアスここの管理をしています、あなた様はここに選ばれた挑戦者たなります」

「挑戦者?」

「ええ、我々はこの身体の主を人質とさせていただきました、いやぁ私もこうして話すには入れ物が必要で…」

セツナの姿でニタニタも笑うソイツは見ていて不快だった

「セツナを返せ!」

「ええ、返しますよ?ただし条件です」

「条件?」

「この体の主の魂をこの館のどこかに隠しました、それを見つけるのです、ですがこの館には色んな試練が待ち構えています、それを全て解決できたならこの身体の主を返しましょう」

ニタァと笑いそいつは言ってきた

俺は怒りで相手を殴りたくなったが、セツナの姿をしているからか出来なかった

とにかくこう言うしかなかった

「わかったその話のってやる!ただしセツナに危害を加えるな」

「わかりました、さぁ健闘を祈りますよ」

それではといいそいつは姿を消した


俺はどうやら変なゲームに巻き込まれたようだ

セツナを人質に取られたから逃げることは出来ない

待ってろよセツナ、必ず助け出してやる

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