7店目「野獣肉のホルモンは鮮度が命!」

こんにちは、好きな焼肉の部位は小腸のトラ顔紳士です!

今回は野獣肉のホルモン料理について紹介します!


本日のお店はウメーディの中央街より少し南の、庶民的なお店が並ぶエリアに行ってきました。

お店というより屋台と言った方がぴったりで、壁は動物の皮を貼り付けただけでロープのようなもので固定しています。

まるで簡易式の遊牧民の住居のような造りで、吹き抜け型の天井には大きな天窓が備え付けられていますね。


お店の中は屈強な戦士風の男性に混じって、女性が数名。

いずれもたくましい腕をしています。


今回注文した料理は、


フォレストブルのあばら肉 銀貨一枚

フォレストブルの心臓 銅貨八枚

フォレストブルの肩肉片面焼き 銀貨一枚

エール 一杯銅貨五枚


まずはフォレストブルのあばら肉から。

フォレストフルは草原に住む獰猛な野獣で、その肉はオークと対をなすくらい人気です。

脂身は比較的少なく、肉の旨味が強いですね。

ただし、何を食べているか、餌の量は十分かで味は大きく変わります。

今日は美味しかったけど、別の日はそうでは無かったということがよくあるそうです。

今回のフォレストブルは状態的にはかなり良いようですね。


フォレストブルのあばら肉はこのお店の名物で、野菜と一緒に長時間煮込んだ料理です。

飴色になったお肉はゼラチン質でプルプルしています。

臭みは全くなく、東洋系のスパイスの香りが食欲を誘いますね。

口に入れると肉自体の旨味と脂の甘みを感じます。

これは強烈にエールが欲しくなります!もしくはライス!

個人的には、絶対パンではなくライスですね!

エールは肉の脂のしつこさを消してくれるので、また一口、もう一口とあばら肉が欲しくなります。


次はフォレストブルの心臓部分。

僕の故郷ではハツと言って、ツウ好みの部分です。

しかも脂もしっかり乗っているので、ハツというよりトロハツって感じですね。

これも焼いたのではなく、煮込まれたもの。

こちらはあばら肉と違ってピリ辛味。

適度な辛みは食欲を増進してくれますね。

これもエールと合うやつです!これは店長の計算でしょう。

どんどんエールが進んでしまいます。

ぱらりとハーブの粉を足すと、より肉の旨味が強調されるようです。


この料理の触感も面白い。

ハツの脂柔らかさと外側のコリっとした部分が絶妙ですね。

アバラ肉の食感とハツの食感とのコントラストが絶妙です。


続いては肩ロースの片面焼き。

片面焼きなので、半分は生に近いです。

うっすら桜色を残した肉は、見るからに美味しそう。

どうやら生に近い肉を出すのは、ウメーディでもこの店だけのようですよ。

少々怖さがありますが、勇気を出して試してみましょう!


旨い!

口にした瞬間、熟成肉特有の香りが鼻を突き抜けました。

やはりしっかり熟成した肉のようです。

旨味が濃縮していて、通常の肉とは段違いの味わいですね。

噛めば噛むほど、味に深みが出るようです。

かかっているゴマ風味のタレも、この料理にピッタリ。

軽い酸味と旨味を加え、より一体感が生まれているようです。

青い薬味のシャキシャキ感も最高!

生肉特有のクニュッとした歯ごたえにアクセントを与えてくれるようです。


これはエールが止まらなくなる!

僕は仲間とエールを酌み交わしながら、夜遅くまでホルモン料理を堪能したのでした。



店名:野獣の内臓肉のお店「ボーン」

予算:三銀貨~五銀貨

店の雰囲気 ★★★☆☆

店員の対応 ★★★★☆

料理の味  ★★★★★

コスパ   ★★★★★

バラエティ ★★★★☆

総合評価  ★★★★☆

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