5店目「自分で作る串焼きの店」

こんにちは!串焼きなら二十本は食べられるトラ顔紳士です!

ウメーディの市場に一風変わった串焼きのお店があるということで、早速行ってきました!


市場に到着すると、至るところから美味しそうな匂いが漂っています。

何度も他のお店の誘惑に負けそうになりながらも、目的のお店に到着しました。


お店は露店と言うよりは、大きなテントのような造りです。

扉は無く開放的で、入口に民族衣装を着た店員が立っています。

 

テントは広く、テーブル席を十数台設けてあり、真ん中に具材の乗ったお皿と串焼き台がいくつか用意してあります。


串焼き台には、数人の男女がおしゃべりしながら串を焼いています。

鎧姿の戦士風の男性やループを着た魔術士風の女性、お洒落な服を着たエルフもいますね。

どうやら彼らは皆店員ではないようです。

それぞれが自分の好きな具材を付けて、焼いているようですね。


そう、この店は自分自身で串焼きを完成させるお店なんです。

入口で串を必要な本数分購入し、好きな具材を串に刺し、自分の好きなように焼いて食べるというお店ですね。

まずは入口で串の本数を聞かれるので、必要な本数を注文しましょう。


串はオリエンタルな剣の形を模した50㎝ほどの長さ。

具材は様々な鳥や羊などの家畜の肉や野菜、魔獣肉までなんと四十種類くらいあります。


この日のおすすめは、

・ワイルドマトン

・オーク

・ジャイアントボア

・オニアン

・トマテ


日によっておすすめの具材は変わるので、気になる人はお店の人に聞いてみましょう。


具材を串に挿したらお金を払いに行きます。

どんな具材を選んでも料金は一律一串銀貨八枚。

この串の大きさを考えると妥当な金額じゃないでしょうか。


串焼き台の隣にカメにたっぷりのソースが入っており、まずは串をカメの中に入れたっぷりソースを絡めます。

ソースに浸すのは一度だけ。

焼いてから再度カメに入れるのはNGだそうです。


焼台は広く、同時に数人が焼いても十分なスペースがあります。

串を焼きながら他人と交流出来るのもこのお店の醍醐味。

普段関わることも無いような人達でも、串焼台の前では数年来の友人のように気楽に話しかけてくれますよ。


焼きあがるのには大体10分~15分くらい。

その間何度も裏表をひっくり返します。

その際、他の人の串に当たらないようにきをつけてくださいね。


焼きあがったら串ごとお皿に乗せて、テーブル席へ。

その際エールを注文するのを忘れずに。


それでは待ってました。実食です!


あ、熱い!

豪快にかぶりつくと、肉汁が一気に溢れてきました。

ワイルドマトンは脂身がやや多めなので、焼くときは入念に脂を落としておきましょう。

タレだけの味付けじゃなくて、下味もしっかり。

香辛料もふんだんに使われています。

肉の旨味と脂の甘みがとってもジューシー。

これはハマる味付けですね。


オークはさらに脂身が強い感じ。

ワイルドマトンよりもより甘みが強い印象です。

焦げ目のところが香ばしくて、パリッという音もごちそうの一つですね。


肉と肉の間に入れたオニアンは熱を加えると甘みを増す野菜です。

濃厚な肉の味わいをうまく中和してくれますよ。


あーっ、これはエールが進みすぎる!

あっという間に一杯を飲み干してしまいました。


この串一本でもかなり量があると思ったのですが、全く苦もなくペロリと平らげましたね。

二本目とエールを注文してきます!


店名:自家製串焼き屋「ワイルドマスター」

予算:一銀貨~三銀貨

店の雰囲気 ★★★☆☆

店員の対応 ★★★☆☆

料理の味  ★★★★★

コスパ   ★★★★☆

バラエティ ★★★★★

総合評価  ★★★★☆

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