自然

 殆どの登山家なんかが一番怖いのはって言うと思うぜ。


 土砂崩れだとか川の氾濫とか、そんな一般人が想定できる分かりやすい災害ってのも基本的にそんな頻繁には無い。そんな被害はよっぽどの知識不足でただ楽しそうだからってだけのだったり、逆に地元だからって油断した現地の人だったりが巻き込まれることがある。当然だが雨が降った後は地盤が緩い場所と川の宇曲地で遊んではいけない。


 そんな分かりやすくて大袈裟な災害ではなく、もっと単純に「気温」とかの熱射病とか低体温症、斜面で転倒したり低い崖で足を踏み外したりの「凡ミス」がリアルに怖いこと、死に直結する意味で最恐だ。


 まぁ普通はキャンプや登山に、特に一人で行く場合は誰かやどこかや警察に登山届を提出をしてから行くので、最悪は大丈夫だが楽しみにきた休暇がそれで丸々潰れて、プラスして何日間も無駄に救出を待つっていうこと自体が恐ろしいだろ?

 その辺も慣れてきてする奴は、申請が面倒臭いっつって出さないのも居たりな。


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