二月のお祀り
六道イオリ/剣崎月
二月のお祀り
その名は誰にも言ってはならない
むがしめっこめねえのが
やまっこのだれもいねええさとまっだどぎ
すげねはんで
うだっこうだってだんだと
したらうたっごうだってけって
おなごしゃべったはんで
なんぼがうだっこうだってやったんだ
してあさまさなったんだど
したら
おなごがなめっこしゃべったんだとさ
**********
「お疲れさまです、オガミサマ」
「どいだしましで。はがっこも、つかれだべさ」
「いやあ、とくには。なにせいつもしていることなので」
「やぐざっで、こえぇなぁ」
「お時間はありますか」
「なんぼでもあらぁな」
「えっと」
「時間はいくらでもある」
「是非ともお誘いしたい、料理屋があるのです。ベトナム料理店で店主が麗月の大学時代の同期のいとこでして」
「わがだ。へば、いくが。こったらだどこ、ながぐいるもんでねえはんでな。おめんども、はやぐせ。こったらどこさいだら、ねっぱってまるや」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。