神話は唄われる
何処かの鄙びた酒場で、竪琴を片手に吟遊詩人は語る。
「私は、名も無き吟遊詩人の1人今宵は唄おうラグラジェントの神話を、英雄と言われた者たちの唄を。」
吟遊詩人は、言いきると竪琴で優しい旋律を奏ていき。
「まずは、神話のくだりから。」
吟遊詩人は言うと、大きな声ではないが透き通ったの声で唄いはじめるのであった。
星の神の時代
人類が生まれてもいないはるか昔、このラグラジェントは世界の全てが水の中に沈んだ星でした。
また、この星には生き物はどこにもいませんでした。夜空に輝く星々の神様達は、それを寂しく思い、自分達の子供達をラグラジェントの地に遣わしました。
何もないラグラジェントにさいしょに降り立ったのはアルタイ3兄弟という巨人でした、巨人達は誰がラグラジェントで1番かを言い争いやがて喧嘩になり互いに殺し合いました、巨人の体は大きな島となりました後の世でアルタイ山脈である、大きな島が出来ると星の子達はようやくラグラジェントの地に降り立ちました。1000人目の星の子が島に降り立った時に星の子達にとって父に当たる者が言いました、自分達でなんとかしろと、星の子達は恵まれた生活しか送って無かった為に最初何をしたら良いか分かりません。
やがて星の子達は互いを殺し合いを始めます。
死んでいった星の子達の身体がやがて土や岩などのになってゆきみるみるうちに陸地になっていきました。
陸地が出来ると植物が誕生し生命の源が出来ました。
創世の三神の時代
その生命の源から最初に生まれたのは水の中で生活をする魚でした。次に生まれたのは陸上で生活する獣でした、その次に生まれたのは空を飛ぶ鳥でした。そして生き物が増えていき、それぞれの神が生まれました。
大地,海水(みすい),天陽(てお)の三人の神様は、新たな神々を創りラグラジェントを豊かにしようとしました。
でも生まれてきた新たな神々は、豊かにするどころか争いを起こし互いに殺しあって、こともあろうか生命の神を襲ってしまいました。
これを重くみた神様は、自分達の命と悪しき神を消す覚悟した生命の神の肉体を用いて最強の生き物を生み出しました。
その生き物は、虹色に輝く龍でした。その龍の力はとても凄まじく、神々を殺していきました。
かろうじて生き残った神々は何処かへ消えていきました。
龍神と七柱神の時代
龍は、新たに世界の礎になる七人の神と六体の竜を生み出しました。
七人の神様は色々と試行錯誤しやがて、人種と神徒を生み出しました。
六体の竜は神達が暴走をしない様に世界を監視し、平和を維持出来るように見守り続けました。
人種と神徒達の時代
その後様々な種族が生まれ文明を発展させて行きました。
龍神と七柱神は長い時を経て、いつしか忘れさられてしまいました。
人種と神徒達は、次第に力をつけていきました。
しかし人種と神徒は知りませんでした。
七柱神はアクレシアという言葉を2人の神徒に伝え何処かに消えたのを......
吟遊詩人は唄い終わるとボソッと小声で言うのであった。
「そして千年経ち混沌とともに新たな伝説が始まる」
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