拝啓、クズなあなた様へ
羽弦トリス
第1話赤の他人のクセに
先ずは義弟の話しを書きたい。
コイツ、僕より10歳年下。健康なクセに30までニートで、何かと問題のある嫁さんの弟であった。
僕が大病を喫し、治療中ながらも仕事を探し回り、疲れて家で寝ていたら、自分は思いっ切り昼過ぎまで寝ていたクセに僕に、
「そんな、生活でいいんすか?」
と、言ってきた。僕は無視した。
コイツと一緒に住んだ理由は、嫁さんがガンの母親の面倒をみたいと言い出し、実家に移り住んだが、お義母さんは半年も持たずに亡くなった。
お義母さんは、僕の事を大嫌いだった。だから、義弟に僕の悪口ばかり言っていたので、こんな横柄な物言いをしたのだ。
彼女は妊娠させて堕ろさせるわ、車のローンは払えないわで6万円貸したが未だに返って来ない。
死んだお義母さんだって、手続きする時健康保険料が未払いだったので立て替えたが返金されていない。
この家族、どこかがおかしい。
お義父さんは、1人暮らししていたが去年亡くなった。
義弟はそれはそれは頭が弱くて、逆に関心するくらい非常識だった。
僕を口汚く罵り、その10分後にはすいません、タバコを1本下さいときたもんだ。無言で1本渡した。
同じ土俵に上がってはいけない。
だから、無視した。その実家暮らしが響き、嫁さん姉妹はマンションを購入するのだが、僕はもっと早く決断して、腰の手術を受ければ良かった。
でも、たら、ればはあまり使いたくない。
怖かったのだ。腰の手術の失敗で、下半身不随になった同じ患者を見てきている。
2週間の入院で、嫁さんが来たのは1回だけだった。
義弟は、パチンコ屋の店員を始めていたが、相変わらずの態度。
僕も働き出したが、既に別居は決まっていた。
コイツさえいなければ、別居せずに済んだのだ。
なぜ、1人暮らしさせないのか?と、嫁さんに言ったが、あの子は馬鹿だから。と、言ってマンションに1室を与えたのだ。
この馬鹿、結婚して居なくなったが一生恨むであろう。
この馬鹿にも、同じ気持ちを味あわせてみたいものだ。
はっきり言って、この姉弟は気持ちが悪い。
被害は最小限にしたいものだ。
離婚の原因を作ったのはこの馬鹿だ。
僕はこうやってデトックス効果を試みている。
今、午前4時9分。後、2時間寝よう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます