チバマツドウンゲロモラシマロ事件
とみき ウィズ
第1話
チバマツドウンゲロモラシマロ事件
とみき ウィズ
注意!極グロ極エロであなたの脳が変調をきたすかも知れません。
…嘘ですそんなに酷くはないと思います。
また本作品はフィクションです実在の人物団体地名電話ボックスとはあまり関係はありません。
昔々、今から約40年昔、友達と大人数でドライブがてら松戸に遊びに行った時の事を話そう。
あの頃はまだ私の頭髪もおおっぴらに生えていて、これからの人生に輝かしい希望を持っていてその年頃の男子の38・7パーセントが陥る己自身に根拠の欠片も無い自信に満ち溢れる状態だった。
私が生後19年の秋のことだった。
私は当時何故かバカファイブと呼ばれる秘密結社(笑)に属していた。
メンバーはエリ(私、ノンチェリー)、ブッチョ(ノンチェリー)、トロ(チェリー)、シンタロー(チェリー)、ショージ(チェリー)の5人だった。
何故かモテタ、と言うか数々の奇妙奇天烈な惨劇を巻き起こした我々バカファイブを一部の女子達が怖いもの見たさで近寄ってくるのだ。
ところが我々全員がバカで奥手で、おまけに近寄ってくる女子達は一般の恋愛感情など欠片も無く、ただ怖いもの見たさで寄って来るだけなのでその女子を捕獲してウー!ハー!とすることが中々出来なかった。
そういう訳で時折こういう集団デートみたいな状況に恵まれているにも関わらず我々バカファイブの19歳当時のチェリー率(ぷ、童貞の割合の事だが)は60パーセントと言うお粗末極まりないものだった。
その日はやはりこういう怖い物好きの女子達の誘いが来たが、急にまとまった話で出発時間が午前11時、海までドライブとかは無理だったのでとりあえず近場の千葉の松戸と言う、あまりぱっとしない地方都市であまりぱっとしないレストランで昼食をとり、食後の散歩に河川敷の公園のような道をそぞろ歩きをした。
女子達のメンバーはアツコ(バスト87センチ推定Eカップ)、ノリコ(バスト84センチ推定Cカップ)、シオリ(バスト96推定Fカップ)、ユカリ(バスト82センチ推定Bカップ)の4人だった。
何か面白い事が起こるのではないかと期待して我々に付いてきた女子達はこれまでの展開を見て何だか拍子抜けしたかのような表情を浮かべて女子同士どうでも良い話題に花を咲かせて歩いていた。
…そんなの当たり前だろうがぁ!(怒)
毎日そんな惨劇を起こしていたらとっくの昔にメンバーの何人かが死んでいるか手足とか頭部を半分失っているだろうが!(怒)
だが、奴らはそういう惨劇が起きるのを期待して近づいてくるのだ。
恐ろしい。
そんな女子達のいささか落胆した空気を読むなどと言う高等な心理作業が苦手で一向に女の子に対する免疫が身に付かないシンタローがそんな女子達の心情などお構い無しに、ただ女子が近くにいるというだけでご機嫌になり、唐突に原っぱの外れにある電話ボックスを指差して、無邪気に叫んだ。
「なあなあ、あれには一体何人入れると思う?」
「おいシンタロー、下らない事言って…」
メンバーの中で2ヶ月前に童貞を卒業した(喪失3日目にフラレル)ブッチョが苦虫を噛み潰した表情をシンタローに向けた。
「でも、本当に何人くらい入れるんだろうね~?」
女子の一人が呟いたのがきっかけだった。
天気が良い割りに出発の時間が遅かったのでもちろん海までなど行くなど無理で近場の松戸辺りにドライブに行こうと松戸くんだりまで来た割りに思ったほどの5パーセントくらいも面白い事が何にも無い地方都市で頼みのバカファイブもけっこう普通の男子だと気が付いていささかテンションが下がっていた女子がそんなくだらない事に食いついてきた。
その時にバカファイブ5人と女子4人、全部で9人いた。
我々バカファイブの一味は全員心の中でガッツポーズをしたと思う。
なにせ正当な理由があって女子と身体を密着できるのだから。
皆が暇を持て余していた時で女子達も私達もクスクスと忍び笑いを漏らしながら電話ボックスに1人入り、2人入り、皆が身を縮めてギュウギュウになりながら何とか8人が入った。
そしてメンバーの中で一番小柄なトロが電話ボックスの扉の上端に掴まってみんなの頭の上の空間に身を捩じらせて入ると、皆がまた苦労して体を捻じ曲げて電話ボックスの扉を閉めた。
皆ボリショイかサルティンバンコみたいなアクロバティックに捻じ曲がった体勢で何とか電話ボックスに全員が入って歓声が上がった。
皆が何が面白いのかくすくす笑いながらも理不尽に身体を歪め折り曲げて電話ボックスにギュウギュウ詰めに収まった。
秋の気持ち良い午後で若い女子の体に密着できるのはむちゃくちゃ嬉しかったが、さすがに電話ボックスに9人も入ると暑いし湿度も急上昇するしガラスも曇るし息も苦しくなるしで凄い事になってきた。
流石に暑苦しくて死にそうになってきたのでもう出ようぜ、って事になった。
しかし
どういう風に体をよじっても扉が開かないのだ。
限界まで体を捻り互いに押し付けあって無理な姿勢をとってやっとのことで入った電話ボックスから、我々は外に出られなくなってしまった。
電話ボックスの扉は一度中に引き込まないと開かない造りになっている事に気が付いた。
したがって扉が中に折れ込む余地がないと100万年経っても、いや一億年経ってもこの電話ボックスから出ることは出来ないのだ。
皆じわじわとパニック状態に陥っていった。
(ひょっとしたらこの電話ボックスの中でボリショイサーカスかサルティンバンコみたいな苦しい姿勢のまま息絶えて干乾びて行くのかも知れない…いやいや何かの天変地異が起きて土に埋もれて化石なんかになったりしたら後世の人々はいったいどう思うんだ…ああああ…あああああああ!)
私の頭の中はそんなことが駆け巡り呼吸が荒くなり汗をかいている顔も次第にこわばってきたが他の皆も似たようなことを考えているようで悲惨な顔つきになっていた。。
助けを呼べないかと曇った電話ボックスのガラスを拭いて辺りを見回したがこのこしゃくな千葉県の地方都市の河川敷には誰もいなかった。
昔々の事だから携帯電話なんて誰も持ってない。
仮に持っていたにしてもこの体勢でポケットから携帯を取り出すなんて無理な相談であった。
「おい、俺たちはバカか?」
私はあることに気がついて頭を振りながら言った。
「だから俺達バカファイブって呼ばれてんじゃん」
シンタローが苦しげな姿勢のまま搾り出すような声で答えた。
「違うよバカ!ここはどこだって事だよ」
「…千葉だろ」
とショージ。
「違うよバカ!」
「…あ、松戸だよな」
とブッチョ。
「だから違うってば!」
「…そうか!河川敷だ!」
とシンタロー。
「違うって言ってんだろ!バカ野朗!」
「だから俺達はバカファイブと呼ばれてるぜ…」
とトロ。
「はぁ~!だ~か~ら~!」
「電話ボックス!ここは電話ボックスの中よ!」
アツコがバカファイブの不毛な会話に終止符を打った。
「ピンポン!ピンポン!ピンポン!そう!その通り!この中に電話があるじゃん!
この電話で助けを呼べるじゃん!」
私が叫ぶと電話ボックス内で安堵のため息とささやかな歓声が上がった。
「エリ、お前バカのわりにやるじゃん!
これで助かるぜ!」
低い姿勢で身を歪めているショージが嬉しそうに叫んだ。
「さて、そうなったら…警察?消防?どっちなの?」
ノリコが非常に苦労して受話器を外すと緊急呼び出しのボタンを見た。
「消防、消防よ!
何かに挟まったり出れなくなったりしたときは消防のレスキュー隊が出動してくれるはずよ!」
シオリがブッチョのわき腹に身体を押し付けられて豊満なバストがものすごく変形して信じられないくらいのエロイ卑猥な雰囲気を醸し出しながらもきわめて理性的に言った。
(あんな信じられないくらいエロく胸を押し付けて歪めておいてなんて理性的に話すんだこの女は…)
私はそれを見ていて、こんな切迫した事態にも拘らず、私のペニピョンが半勃ち、いわゆるハーフ・エレクチオンになってしまっているのを私に背を向けてお尻を物凄い圧力で私の股間に押し付けているアツコに悟られないように苦労して腰を引いた。
ノリコが消防のボタンを押して受話器に耳を押し付けた。
受話器からかすかに呼び出し音が漏れ聞こえた。
「あ!消防署ですか!
助けてください!電話ボックスから出られなくなっちゃったんです!
え…それが…いいえ、ドアに挟まったんじゃなくて…え~と…電話ボックスにたくさん入りすぎて…はい、そうです電話ボックスに人がたくさん入りすぎて…」
受話器から消防隊員の笑い声が聞こえた感じがした。
確かに今、私たちは非常に恥ずかしい状態に陥っているのではなかろうか?
私は半勃ち(ハーフ・エレクチオン)のペニピョンをアツコのお尻に押し付けながら事態の重大さに気がついた。
「…ええ、はい、どうしても出られなくなってしまって…すみませんすみません助けてください!
…え?電話ボックスの場所?…え~と…どこだか判らないんです…あ、ナンバーですか?電話ボックスのナンバー…ちょっとどこかに電話ボックスのナンバーがついてるから探して!」
ノリコが言うと私たちは首をあちこちに捻じ曲げてやっと電話ボックスの固有ナンバーを発見してそれを伝えた。
ノリコが非常に苦労して受話器を元に戻した。
「…何分かで到着するから落ち着いて待つようにって」
「でも、これで助かるのね」
「そうだね、きっとすぐに助けに来るよ」
「もう少しの我慢だな」
皆が理不尽に歪んだ姿勢のまま、自分自身を励ますように口々に言った。
が、しかし、秋とは言え快晴の午後の日差しが電話ボックスのガラスを焙り、いよいよ我慢が出来ないほど暑くなってきた。
とても救助隊を待てないと私達は電話ボックスのガラスを破ろうとボリショイかサルティンバンコみたいな姿勢のままで手や足や顔面でガラスを叩いたが、頑丈なガラスはびくともしなかった。
二人の女子小学生が通りかかって我々は助けを求めたが、少女達は腹を抱えて笑いながら逃げて行った。
やがて遠くからサイレンが聞こえてきた。
近づくサイレンの音を聴いてボックス内の全員がほっと安堵のため息をもらした、が、サイレンはかなり近付いたあと、また遠のいていった。
全員が落胆のため息を洩らした時、電話ボックスの一番奥に身体を上下に伸ばしてガラスに張り付いていたシンタローが押し殺した声でうめき声を上げた。
「どうしたシンタロー」
ショージが尋ねるといつものへらへらした表情と無縁の苦悩に顔を歪めたシンタローが唸った。
「…ひぃ…ちょっとマジでクソが…漏れるかも知んない…」
電話ボックスの中が凍りつき、さっきから暑くて流している汗に冷や汗が追加された。
シンタローの身体にピッタリとくっついた感じでこれまた身体を伸ばしてガラスに張り付いていたショージが情けないうめき声を上げた。
「シンタロー頑張れ~!俺までクソまみれになるのは嫌だぜ~!まだ童貞なのにクソまみれになったらエッチしてくれる女なんていなくなっちまう~!」
「そんなこと言ったら俺もそうじゃん~!
まだ童貞でクソを漏らしてクソまみれなんて…」
その時、一番小柄だったので電話ボックス内の天井に張り付いていたトロが衝撃的なセリフでよりによって女子の前で情けないカミングアウトをするシンタローとショージの会話を遮った。
「うるせえ…黙ってろだぜ…クソを…クソを我慢しているのはお前一人だけじゃねえぜ…」
トロの押し殺した緊迫感溢れる声を聴いた電話ボックスの人間達は更に凍りついた。
トロの体は皆の頭上にある。
床に張り付いたシンタローはともかく、皆の頭上にいるトロがウンコを漏らすと我々全員がウンコシャワーを浴びることになるのだ。
「トロさん、頑張って」
「私、トロさんを信じてる」
「トロさん、きっと助かるから」
女子達が口々にトロを励ました、が、そういいながらぎゅうぎゅうの電話ボックスの中でなるべくトロとの距離を置こうと体をずらしているのが判った。
私もそうしたいのだが、私は最悪の位置に立っていた。
私の顔面、ほんの20センチ先にトロの尻があるのだ。
この非常時でなければ爆笑してしまうような光景なんだが、天井に張り付いて四肢を突っ張っているトロの股間を、私に背を向けて私のペニピョンにお尻を押し付けているアツコの頭が支えている状態なのだ。
トロはアツコの頭に股間を支えられて天井に張り付き、大股開きで肛門を私の顔に向けているのだ。
私と並んで立っていたブッチョがトロの尻から顔を背け、私の方に身体を向けながら私の耳元に押し殺した声で囁いた。
「………なぁ、エリ、あまり言いたくない事なんだが…昔耳に挟んだことがあるんだが…閉所連鎖漏らし現象と言うのがあってな…非常に狭い空間に何人も閉じ込められた中で誰かが漏らすと次々と我慢している奴等が、それどころか我慢してない奴まで連鎖反応によって漏らすそうだ…つまりトロかシンタローのどちらかが漏らすと残った奴も必ず漏らす…電話ボックス内全てがウンコまみれだ…この事を全員が知るとパニックになるから誰にも言うなよ」
「全部聴こえてるよバカヤロ~!」
電話ボックス内の全員が叫んだ。
「ああ聴こえていたかすまんすまん、ともかくそういう事だから我慢してくれ」
ブッチョはさほどすまなそうに感じていない声で詫びた。
こいつ絶対サイコパス。
私は左右からギュッと人体に押し付けられて両手を体側にピッタリと付けていたが、ブッチョ側手の甲に異様な感触を感じて目玉だけを下に向けて見ると、なんという事かブッチョのチノパンの股間部分が異様に膨れ上がり私の手の甲に強く押し付けられてたのだ。
「ちょっ、ブッチョ、お前…」
ブッチョは私を見て、しっ!と舌をうち、彼の後ろに視線を向けた。
ブッチョの隣のシオリの身体がブッチョの身体に押し付けられ、彼女の豊満な胸がブッチョの脇腹に信じられないほどに押し付けられて歪んでいた。
そしてこの時の電話ボックス内の混雑ぶりはラッシュ時の山手線内の優に4・6倍、つまりブッチョに押し付けられたシオリの身体も山手線内の肉体密着度が1山手線密着とすると優に4・6山手線密着を超える力でしかも女体でしかもそのエロい女体をエロい女体を若いエロい女体をブッチョに押し付けているのであった。
私はブッチョの節操が無い下半身を責める気になれず、何とかブッチョの股間から手をずらした。
しかし、ブッチョに起きている4・6山手線女体密着現象は私にも起きているのだ。
私に背を向けて立っているアツコのエロいお尻がギュウギュウに私の股間に押し付けられ、彼女の後頭部とうなじの辺りから立ち上るシャンプーと女体の香りが私の嗅覚を刺激し、私の股間のペニピョンは既に半勃ち(ハーフ・エレクチオン)どころの騒ぎでなくもはや全勃ち(オール・エレクチオン)を通り過ぎて超勃ち(スーパー・エレクチオン)に達していた。
私は何とかして私の股間のペニピョンの変化をアツコに悟られないように身体をずらそうとするが左側に身体を動かす事が出来ず、かといってかといってかといって絶対に右側に身体をずらす訳にはいかなかった。
右側には股間をパンパンにモッコリさせたブッチョがいる。
奴の身長は私とほぼ同じで、当然ペニピョンの高さも似たようなものだ。
もしも私のペニピョン超勃ち(スーパー・エレクチオン)とブッチョの勃起した汚らわしいチンポコがぶつかりでもしたら私のアイデンティティーは根本から崩壊するだろう。
野郎のギンギンになった汚らわしいチンポコと私の雄々しく硬直したペニピョン(スーパー・エレクチオン)がぶつかるなんて、それだけはそれだけはなんとしても避けなければならない…………ひぃ
私は4・6山手線密着しかも女体しかもエロいお尻攻撃に耐えるために二次方程式や物理の法則など頭の中で難しい事を考えたが、発情期真っ只中の年頃の私のペニピョンはアツコちゃんの柔らかなお尻を強烈に押し付けられる刺激に耐えかねて更に激しく硬直し始めてしまった。
何とか気を取り直してメロスが約束を守る為に全力疾走しているシーンを思い浮かべたがメロスも激しく勃起して非常に走りづらそうで道端の古代の子供達がメロスの股間を指差して腹を抱えて笑い転げていた。
笑われ罵られ石を投げつけられたメロスは股間を膨らませたまま泣きながら走って行った。
(ヤバいこのままでは非常にヤバいああヤバいヤバいヤバいまるで俺がアツコちゃんの身体に発情したみたいな状況になってそれを皆に知られたら非常にヤバい俺は電話ボックス内の4人の女の子の内で俺の好みで密かに狙っていたノリコに嫌われてしまうヤバいヤバいヤバい…9人の男女がギュウギュウに詰まって外に出れなくなった電話ボックスでしかも内部は息もつけないほど暑苦しくしかもその内2人がウンコを我慢していてまた少なくとも2人の人間が激しく勃起している絶望的な状況においてもはや論理的な思考など無理なのさそうさ無理無理ああ勃つよ勃つともさ年頃の健康な男子が若いおなごのムチムチしたお尻を4・6山手線密着でしかも女体若い女体エロくて若い女体を股間に押し付けられたら勃つに決まってるじゃん当たり前じゃん知らねえよもう!わははは!ペニピョン雄叫びだ~!パオ~ン!パオパオパオ~ン!このままここで死んだら俺のペニピョンは元気なままなんだろうな、納棺師も薄笑い浮かべてそのままにするよ親戚や友人達は俺の股間を指差して笑うだろうな、お経を上げてる坊主もきっと笑うよお経の声が震えてきていつかプフ!とか吹き出して木魚を乱打してゲラゲラ笑うに決まってるよそしたら俺の葬式も台無しだよみんな笑い転げるよ俺の葬式は笑い地獄になるよ篠田家の不滅の伝説になるよ死んだあとも恥さらしだよ知らねえよ暑いよ苦しいよアツコちゃんのお尻ヤバいよ無茶苦茶エロイよ出してくれ誰かここから出してくれヤバいよ死ぬよ笑われるよ俺のペニピョンがパオ~ンッテパオ~ンッテパオ~ンッテ…)
私の脳髄がどこか別の世界に入り込もうとした時、シオリは目の前に浮かんでいるトロの股間とアツコの頭を交互に見つめ、口をO型に空けて呆れた悲鳴を上げた。
「ひぃいいい!ちょっとトロ君、なんて事してるのよ~!」
シオリの声に目を開けると、なんと空中に浮かんだ状態のトロの股間がテント状に張っていてその膨らみがアツコちゃんの頭に押し付けられていたのであった。
おそらくアツコの頭が股間マッサージ状態になってしまったのだろう。
そして、男と深い関係になった女なら必ず体験する『チンコちょんまげ』と言う、鏡でお化粧をしている時などに深い関係になった男が背後から近寄ってギンギンに勃ったオチンコを女の頭に乗せてちょんまげ~!と叫ぶあの行為。勃起したオチンコがちょんまげの髷の様に見える事から名付けられたあの行為になっているのだ。
なに?男と深い関係になった事があるけどそんな経験は無い?あんたバカじゃねえのバカじゃねえのバカじゃねえの!チンコちょんまげ体験しねぇと男と深い関係になったと言えねえよ!ただセックスしただけで深い関係になんてなってねぇよ~!
アツコがギュウギュウに押さえ付けられた手を何とか引き抜いて頭に手をやり、トロの張り詰めた股間に触れるとひぃいいい!と声を上げて手を離した。
アツコの手は指が拡がって引き釣り痙攣し、まるで楳図先生の漫画の登場人物が間違ってウンコを掴んでしまった様なリアクションをした。
「ちょっとトロ君!何これ!しかもこんな時に!ひぃいいい!変態変態変態~!」
アツコはトロの股間から離れようと可能な限り頭を低めて左右に振って地団駄を踏んだ。
電話ボックス内の4人の女子は口々にトロを変態変態と罵りトロ以外のバカファイブメンバーはうんうんその気持ち判るわぁ~!と頷きながら目を瞑った。
何も釈明できないトロはがんばって天井に張り付きながら無念の表情で唇を噛んだ。
そして私はアツコが地団駄を踏む事によって股間により激しい刺激を受け、ペニピョンがのきさしならない位に硬直してしまった。
「ちょっとアツコちゃん気持ちは判るけどあまり身体を動かさないで…」
私が言うとアツコは彼女の尻になにか堅い物(私のペニピョン)が押し当てられた感触をやっと感じたらしく何とかそれ(私のペニピョン)から身を離そうと身体をよじりながら泣き叫んだ。
「ひぃいいいいい~!私の頭とけつ(確かに彼女は『けつ』と言った)に変なもの押し付けないで!帰りたいよ~!ここから出たいよ~!」
シンタローが呻いた。
「動くな…限界が…ああ…すまん友よ…」
続く
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