松江の寺

鷹橋

プロローグ

私は、一応僧侶。

埼玉から引越しをして島根県松江市の某寺で一人暮らしを始める。

一人の生活は寂しいものだ。


あらすじ


埼玉から松江の寺へ引っ越しをした主人公。

家事やお寺のことで忙しい毎日で誰とも会話できずにいる。

夜は音がほとんどないため、目をつぶるといろいろと考えてしまう。

そこで、新しい家である寺の中を、頭の中だけで主人公は散策する。

家の中、外も含めて頭の中だけで歩く。

外の少し奥、地蔵のところに誰かが作務衣で座っていた。

そこには墓も何もない。

ただ昔主人公が飼っていた犬をそこに埋めたが、今は自分しか知らないくらい覚えている人もない。

仏の教えも含めて宗教というものは、信じるものは救われるのであれば、あの犬が転生して人間となって自分を見守ってくれているのだと主人公は判断して眠る。

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