魔術が苦手な魔術学校の新入生は、実は世界を救える勇者です

井の中に居過ぎた蛙

プロローグ

頭を改め面を換う

 それはハレの日でも誕生日でも、ましてや大切な人の命日などではないただの日常の1ページ。


 今までの彼が歩むことはなく、遠ざけていた訳でもなく、ただ交わることが無かっただけの青春譚。


 あり得たかも知れない平行世界のルートを自身のによって歩み出し、そして……


「そこまで! ルーザー選手の反則行為により、勝者! メゴボル選手!!」

「だあぁぁぁぁぁぁ!! またやっちまったぁーーーー!!」


 相も変わらず反則負けを繰り返して勝ち星を逃し続けているただの日常なのである。

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