第2話 幼少期のGERO
幼いころ、私はとても吐き戻しやすい子どもでした。
理由は妙にスパルタだった幼稚園でのストレスくらい、しか思い当たりが無いのですが。なんかいつも先生の怒号すごかったし。お弁当(給食)めっちゃ冷たくてまずかったし。保護者のあいだでも心配の声が上がっていたようです。
ただ嘔吐をキメていたのは決まって幼稚園以外の場所でしたね。
多分幼稚園の教室でオヴェェなどしようものなら先生方の怒れる
本当に殴られる可能性が否定できないのつらい。スパルタでは無く、もはやただの暴力じゃねーか。
で。主に安全な家の中で吐いて吐いて吐きまくった四歳当時の七草かなえ。
あれ胃が空っぽになると吐くものが無くなるのが個人的には感動ポイントでした。
――あ、全部吐くと止まるんだ。
この気づきは結構重要でした。
もし人体が泉のごとくいつまでもGEROが止まらない造りだったら……考えただけで恐ろしいでしょう(笑)。
水飲んでげーげー。ジュース飲んでげーげー。
当時はバブルも
今の時代にこう言っては何ですが、当時日本全体が
それとあのころ自販で買うコールドドリンクがやたら冷たすぎたんですよ。夏場それで胃を壊してげーげーしたこともありました。今は本当に良い時代になったと思います。
一度父親と規模大きめな酒屋さんに行ったのですが、理由は忘れたけどそこでも幼女七草は荒ぶります。
私「ヴォエエエエェェッ」
父「かなえぇぇぇぇぇっ」
はい。コンクリート床にぶちまけてしまいました。幸いすぐ茶髪の笑顔がまぶしいお兄さんスタッフが飛んできて、慣れた様子で片づけてくれたので助かりました。
とまあ、こんなこともありましたが小学校低学年ごろには落ち着きました。やっぱり原因幼稚園じゃん。
そして小学校五年の二月。私はまたしてもやらかすことになるのです。
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