怪異風説集
海中図書館
第一編
第一話
資産家の祖父が死んだ。
葬儀翌日、父が祖父から「絶対に開けるな」と言いつけられていた金庫を工具で開けてみた。
すると中には美しい大きな金塊があった。
明日売りに行こうと金庫を枕元に置いて寝たその日の夜、ふと目が覚めた。
枕元がガタガタとうるさい。見ていると金庫の扉が開き中から人の形をした金塊が出てきた。
小さな人間みたいなそれはコトリコトリと歩いて部屋から出ていった。
朝金庫の中を確認すると何も残っていなかった。
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