初めてWebで小説を一か月載せてみての感想。紙の本とWebのメディア、それぞれの特性
@yamatsukaryu
紙の本とWebの本(前書き)
まずは、前書きから……。
「メディアの違いを理解せよ!」
これは、筆者が大昔に見たアニメ「生徒会の一存」の第一話で桜野くりむが言った名言です。
その言葉は筆者の中では主に、映像作品と文学作品の表現の違いを考える際に、よく浮かんでいた言葉でした。それは最近まで、変わりませんでした。
それは主に、文字と、映像の違いでしか意識していなかったのです。
ですが、それから長い時が経ち、私も、自分で小説なんかを書き出して、一作どころか何作も書いて、それを他人に読んでもらいたいなどと考えるようになり、今の時代に、どうすれば自分の作品を、それを求めてくれる人に届けられるかを、試行錯誤する中で、改めてこの言葉が浮かんできたのです。
そして、それはWeb小説と紙の本の違いを考える際に頻繁に浮かびました。
まず、作品を他人読んでもらうためにどうすればいいのかと考えた時、SNSなどで影響力が皆無である自分は、賞に応募することをしました。
それで昨年書いた小説を賞に応募したのですが、一次落ちでした。ショックでした。
でも、まあそれはいいんです。読み返してみるとやっぱり、かなり粗が目立っていたので。
ですが、それに落ちたことがわかって、ではWebで発表するのはどうなんだろうと思ったわけです。私は、小さいころからネット環境がありましたけども、Webで本を読んだことはありませんでした。ケータイ小説、それから「なろう」系の流行がありましたが、実際読んだことがある作品は僅かで、基本的に紙の本を好んで読んできました。
ですので、いざ載せてみようと思っても、Web媒体というのに、ほとんど理解がなかったのです。
どうして「なろう」の形式が流行っているのかとか(おそらくその理由は複合的な要因が絡み合っていると思いますが……)、どうして紙の本と全然違う書き方(改行の多さ、文体、構成の違い、……等々)をしているのか何も知らなかった、と言っても差し支えない状態でした。
そんな私が、書いた小説を載せようという段階になって、初めて、Web小説というメディアが、どんな形態なのかを真剣に知る必要が出てきました。
とりあえずは、どんな投稿サイトがあるのか、それぞれのサイトの特性がなんなのか知ることから始まって、実際にその中からいくつか選んで、投稿するということを繰り返して、その試行錯誤の中で、私が、感じたこと、学んだことを(あまりいないかもしれないですけど)、もしかしたら同じようなことをする、してきた誰かの役に立つかもしれないと思って、これを書き出しました。
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