第2話 ホテル暮らしの始まり
飛行機移動は疲れますね。
でも、新幹線を使ったら4時間とか5時間かかるんですよ。そこを2時間弱程度に出来るんですから、飛行機は体力なし子の私の強い見方。それに、時間を買っているんだなって思います。
それを、実感したのは帰りのときなんですが……
◆
ホテルに着いたのは夕方過ぎ。お夕飯時でしたが、広島焼きでお腹がいっぱいになったので、この日は、ホテルのレストランを使わず、連泊の確認をしたり朝食の予約をした後は、部屋に向かいました。
そこで!
素敵な出会いがありました。
なんと、看板ウサギちゃんがいたんです!!
もっふもっふのウサギちゃんは、フロント側の棚におうちがあって、そこで草をもっもっもっとお食事中。可愛い。可愛すぎる!!
抱っこは苦手らしいのですが、眺めるだけでも相当な癒しでした。
さっそく写真を撮り、自宅待機な次女に送ったら「連れて帰ってきて!」と言われたんですが。拉致はいけません。
さて、部屋に着いたら長女が感動の声をあげました。
「ソファーベッドがある!」
そして、迷うことなくそこに陣取る長女。ソファーベッドに憧れていたそうです。
ソファーベッドと言っても、ちゃんとしたベッド用のマットレスに肘置きになる固めのクッションが置いてある感じでした。家族向けで三人利用が出来るようになのかな?
と言うか……ここ、ダブルじゃない!!
旦那にホテルの予約を頼んだのですが、ツインではなく間違えてダブルを予約していたのです。連休だから、ツインはなかったのかもしれないけどね。
まぁ、長女はソファーベットに喜んでるから……良いのか?
気付けば、ソファーの周りに持ってきたぬいぐるみやテキスト、問題集を並べてすっかり巣作りをしていました。
◆
連泊は三泊四日です。
最初は二泊三日の予定だったんですよ。
受験本番は日曜日。金曜に広島入りして、土曜に疲れを癒したら本番を終えてから帰ろう!と。
でもね。
受験科目が終わるのは17時半。それから大学を出るのに一時間はかかるでしょ。間違いなく、新幹線に乗るのは無理。かといって、疲れてる状態で飛行機に乗り、夜遅くに帰宅もね……
娘の体力のなさは、私以上なので。
もしも前期試験が失敗に終わったら、次の後期もあるわけだし、ここで体調を崩すわけにもいかない。
てことで、三泊四日、月曜に帰ることを決め、まるっと三日、ホテル暮らしがスタートした訳です。
◆
泊まったホテルは広島空港側で、まぁ、周りに何もないのですがね。部屋から飛行機が見えるので、飛行機が好きな小さな子は喜びそうな客室でした。
ただ、ちょっと飛行機が飛ぶ音は煩いかも。
私は自宅の上空を飛ぶ飛行機の音で慣れてるから、あまり気にならない程度でしたけどね。中には、気になる人もいるかもしれません。
そんなホテルの魅力は、なんと言っても、温泉!!
大浴場とサウナ、ジャグジー、露天風呂、日替わり湯……くらいの、こじんまりとした作りではありましたが、足を伸ばしてゆっくりできる温泉に、いつでも入れるのは天国です!
初日の夜、家族連れが多くて賑やかな感じではありました。でも、混雑しているって程ではなく、ジャグジーで凝りをほぐせて満足でした。
ただね。
出入り口にアイスの自販機があるのは、罠ですね!
長女がしっかり毎回、風呂上がりに食べてました。
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