猫について語って良いとのことですので

ねこ沢ふたよ

第1話 猫下僕の世迷い言です

 猫について語れば、世の中に流通している原稿用紙が足りなくなるくらいに語れる自信はある。


 古くはエジプトのバステト神という猫の神様のお話、言わずと知れた猫のあやかしである猫又の話、左甚五郎の眠り猫、招き猫の説話、そして保護猫活動に、それからええと、猫の体のこと、世界中の猫の説話、猫を扱った素敵な本の紹介、自分のウチの猫のこと。


 猫って魅力的な生物は、そのモッフリ魅惑のモチモチバディを武器に、我々人類の歴史にたくさん爪を立ててバリバリ引っ掻いて回っているから、話のネタは全くつきない。


 木曽の山中には、年老いた猫が猫又になるための修行場があるそうなので、そこで数匹の猫に囲まれて語り合いたい。

 猫にいかに癒されていきてきたか、感謝を伝えたい。


 その際には、手土産に、ありとあらゆる猫缶をお持ちして献上せねば!!


 昔、テレビで観たペンギン学者は、自分で撮影した写真を解説し「ペンギンは……自分の飛べない空を見つめながら、何を考えているのでしょう」と、いいながら号泣していた。

 昔、ワニの研究者は、「ワニって獰猛なんでしょう?」と、のたまうアナウンサーに、「ワニが人皮のハンドバッグを持ちますか? 人の方がずいぶんと獰猛です!」と、激昂していた。


 ああ、世の中は、熱い動物愛で溢れている!

 猫も然り!!

 猫とは、研究者でもなんでも無い、一般人でも、この私のように少し脳に異常をきたしてしまったかと思われるくらいに夢中になってしまう生き物なのだ。

 それが猫、神が『可愛い』を凝縮して、さらに熟成した結果のあのラブリーバディ!!


 猫を吸って生きる猫下僕は、日々、猫様の幸せを願い生きております。

 

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