歓談独白黒歴史
スーパーちょぼ:インフィニタス♾
ファントム・バーグ・シンドローム
いまでも彼女には酷いことをしたと思っている。まだ私がこの村に移住して間もない頃の話だ。
せっかく記念すべき第一回goodな村人レビュー特集(注・作者の記憶力の無さにより正式名称は定かではありません)に選んでくれたのに、私は自らの手で彼女の好意を台無しにしてしまった。
まさかあんな結末になろうとは、あの頃の私には知る由もなかったけれども。
『バーグさんによろしくお伝えください◎』
ある日のこと、もはや朝だったのか夜だったのかも思い出せないほど昔のこと、突然届いた村の運営からのメールに返信しながら私は内心小躍りしていた。
バーグさんとは村の看板娘のような人で、いつも村の最新情報を求めてさ迷い歩いていると「ギフト贈りませんか?」などとタブレット片手に可憐な笑顔で話し掛けてくれる(注・多分に作者の妄想がまじっています)。
実はAIらしいとか、司書だったとか秘書だったとか色々な噂があるが、ほんとうの所はよくわからない。
ただ茶屋の縁台に腰掛けてくつろぎながら「お座りになりませんか?」と可憐な笑顔で振り返る彼女の後ろ姿は綺麗だろうなとか、
畢竟、一目惚れなのだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。