第3話 茉鈴というキャバ嬢(3月25日)

春休みは来月の7日まであり、勉強したりファッションモデルを楽しめたらいいなという位っていう風になれたらいいなと思っていた。

私のファッションモデルのスタジオは岡山駅の西口のNHK岡山の入ってるデジタルミュージアムの隣にあるANAクラウンプラザホテルの4階にあり、このフロアでファッションモデルの仕事をしている。

「小悪魔Agehaのギャルか、美少女モデルの内、あなたはどっちを希望してますか――?」

私が高2になってから間もない頃、もしギャルだけならゆうちゃみちゃん(古川優奈ちゃん)か、美少女なら同じ地元出身の桜井日奈子ちゃんみたいな感じになれたらいいなという事もあった。

「うちがそうゆう感じになれたらいいなと思う時ってあるんぢゃないかな?」とLINEで初めてある人と友達に成った時、その子の文字がギャルらしくていいような気がした時はそういうのを使ってみたいなと思うかも。

「茉鈴ちゃんはこのままキャバ嬢に成るべきだと思うんじゃけどな笑」とカメラマンの川島裕介さんは冗談を交えながらこう私に話した。

高校に入った頃の私は慣れてない時は不安に感じてたけど、今の私のファッションモデルとしての楽しみは増えていくんじゃないかなというような気がするからね。

同じ事務所の友達である奈々ちゃんは、「私がその事務所に入ってから1か月だけど、凪ちゃんが先輩になった時って便りがあると思うんですね笑」と私にそう言った。

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