ウルトラマラソンと、スーパーマラソン
2005年10月、今考えたら無謀と言わざるを得なかった、ウルトラマラソンに。
島根県の、隠岐の島ウルトラマラソンに出場した、50kmの部と、100kmの部が有り、50kmの部に。
その頃、、10月は仕事も閑散期で、あまり無くて、有給消化などもあった。
そのため、土曜日から2泊3日の予定で、出場することに。
隠岐の島、島根県の沖、70km先の日本海に浮かぶ隠岐諸島で、島後と言われる真ん丸とした島と、バラバラに砕け散ったかのような複数の島からなる島前があるのだが、開催されるのは、島後の方だった。
隠岐諸島は初めて行くことに・・・。
しかし、旅行出発日の土曜日、日本海は大荒れの天気に。
境港から、高速船で島に渡る予定が、高速船が欠航に、フェリーで行くことに。
2時間も揺られ、船酔いにも、さらに、隠岐の島町、西郷と言う港に着いたとき、霙が降っていた。
かなりの悪天候だったため開催できるのか?とやや不安にもなった・・・
しかし、翌日、大会当日の朝は、あの悪天候が嘘のように晴れ上がっていた。
そんな中、ランナーが数人通過していった。
100kmの部が、明け方の5時にスタートしていたのだ。
「おお!もう走ってる!」
そんな声も聞こえた。
宿泊したホテルから、送迎バスで、50kmの部のスタート地点となる、水若酢神社まで。
その時は既に、出走する格好に、ゼッケンを付けて、シューズにはRCチップと言うものを装着。
RCチップとは、マラソンタイムと、順位がすぐに出せるようにセンサーとなっている。
スタート地点と、ゴール地点には、センサーとなるマットがあり、RCチップがその上を通過すると、マットのセンサーが反応して、タイムや順位がパソコンにすぐさま表示されるのだ。
よくテレビでマラソンの中継映像を見ていると、・・・km通過した直後に画面にタイムなどがすぐに出るようだが、そのRCチップのおかげだった。
11時前に、50kmの部の開会式そして注意事項などが言われ・・・。
11:30、ついにスタート。
自分を含めたランナーが、水若酢神社からスタートした。
初めて訪れた隠岐の島でのレース・・・
とにかく、無理をせず、完走を・・・
地元の人たちの応援に囲まれながら、ゆっくりと走るようにした。
10km・20kmと順調に走り続けることが出来たのだが。
30km手前ぐらいから、だんだんと、足が痛く、・・・やはり無茶し過ぎてしまったのだろうか。
しかし、旅費も10万近くもかかり、初めて訪れた隠岐の島、せっかくだから、楽しませて貰わないと。そして完走を。
とにかく、制限時間もまだ余裕がありそうだったので。
無理をせずに、ゆっくりと・・・制限時間ギリギリでなんとか完走を。
初めて来た場所なので・・・。
今何処を???と思いつつ走っていると、「(100kmの部)80km地点」等とパネルが表示していた。
「あっ!今30km越えた、あと、20kmぐらいか」等、すぐにわかった。
40km手前ぐらいまで来た時、辺りが暗くなってきた。
45km地点手前では、隠岐空港の下のトンネルをくぐり。
西郷大橋を渡りきると、隠岐の島町が見えてきた。
もう後少しでゴールできる。
もうあと一踏ん張り・・・。
あと、ゴールまで500m切ったところで、松明に照らされながら、隠岐の島町運動場に入った、その時、アナウンスが。
「あっ!今、50kmの部の、成瀬昭彦選手が入ってきました、大阪から参加されています」と・・・
そして、フィニッシュもアナウンスが・・・
「ただいま、ゴール・・・」
その時、ゴールテープを切る瞬間を見たかったため、下を向いてしまった。
とにかく、完走出来て良かった!
その後完走メダルをかけて貰った。
オリンピックでメダリストが、メダルをかけて貰うシーンをよくテレビで観ていたのだが、自分も体感できたと言う感じだった。
「完走、おめでとうございます!」
その後、すぐとなりの、隠岐の島町体育館に移動した。
大会が無事終了して、後夜祭が。
かなり賑やかな雰囲気に。
約1時間弱程の後夜祭のあと、夜の9:00に、宿泊施設に。
戻った後には、かなり遅い夕食を。
そして、その日は終わったのだが・・・。
なんだか体が悲鳴をあげているようだ。
寒くはないのに、体がガタガタと震えていた。
原因が分からない、やはり、無茶しすぎたのだろうか?。
しかし、風呂にゆっくり遣っていると、その震えはおさまったのだが・・・。
ーーー
翌朝、快晴に見回れた。
いよいよ大阪に戻るのだが。
こんどは、高速船で境港に向かい、新幹線などで、大阪に戻った。
・・・ウルトラマラソン完走の後、、体がガタガタ震えるなどのアクシデントもあったものの、・・・また2年後の6月、チャレンジすることに。・・・こんどは、熊本で・・・。
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