最弱、最強になる
捌之灯 恵毬
――
とおいとおいむかし。
あるところに名も無き神がいました。
その神の影響で人々は魔法を使うようになりました。
しかし。それをよく思わない神達がその神を幽閉した。
気付けば世界から名も無き神の魔法は消えた――
「はぁぁぁぁぁぁ~…退屈じゃ。話し相手はおらんし―わしの魔法は消えてるし。このまま信者がいなくなれば消えてまう。はて、どうしたものか…」
幽閉された地で名も無き神はため息を一つ零し、手元に置いてあるそれに目を落とす。
「誰かにこの刀を、紡いできたわしの思いを託したい………そうじゃ、あの魔法を使えば。神達の記憶からわしは消え、代わりに何百年後の時代に飛ぶ…」
生涯誰に教えることもない、一度しか使えない秘儀。
愛刀を抱えていざゆかん。
「時空跳躍」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます