君臨するは我にあり! ~菓子姫平定録~

ペンギンフレーム

一章 ダンジョンアサルト編

episode1-1 プロローグ

 薄く靄がかかったような意識の中で、誰かが話をしていた。


「絶対、絶対何とかしてみせるから!」


 まだ幼さの残る声変わり前の少年が、誰かを勇気づけるように力強く誓う。


「何があっても、俺が絶対助ける!」


 誰が話をしているのだろう。

 自分の記憶の中に、そんな言葉は見当たらない。


「忘れない! 忘れるもんか!」


 誰と話をしているのだろう。

 その言葉を投げかける先には、誰もいないのに。


「一番凄い奴に、平定者にだってなってやる! そうしたらお前を助ける方法だってきっと!」


 ……ああ、お前もそうなのか。俺も平定者になりたい。

 どうしてそう思ったのか、もう思い出すことも出来ないけれど。


「だからお前も、諦めるな!! ■■!!」









「――ひ――ろ」


 ……誰かが俺を呼んでいる。だけど、眠い。もう少しだけ、寝かせていて欲しい。


 夢を見ていた気がする。何の夢だったか思い出せない。もう一度眠れば、思い出せるかもしれない。


 だからあと少し――


「起きなさいって言ってんのよ! 氷室!」


 俺を呼ぶ声を無視して机に突っ伏した姿勢を続けていると、業を煮やしたような言葉と共に突如大きな地震でも起きたかのようにガタガタと机が揺れ始める。けれど揺れているのは机だけで、椅子の方は何ともない。誰かが激しく机を揺らしているらしかった。


「あー、くそ、わかった、わかったからもう揺らすな」


 それを無視して眠り続けることなど出来るはずもなく、俺は眉間に皺を寄せて顔をあげ大きなあくびを一つしながら体をのばす。


「ふあぁー。……なんだ、枡米か。何の用だよ」


 俺の安眠を邪魔した下手人に目を向けてみると、そこにはパステルパープル色の髪を長く伸ばした一人の女生徒が立っていた。

 この女の名前は枡米ますごめ。公立咲良第二高等学校2年C組の一員にしてクラス一の嫌われ者。同じクラスメイトである俺も当然良い感情は抱いていない、本当に面倒くさい女だ。


 俺はバイト漬けの日々の疲れを癒すため、昼休み中は手早く食事を済ませて残った時間は昼寝にあてている。クラス内にこれと言って親しく談笑するような仲の相手もいないため、昼寝中の俺に話しかけてくる相手と言えば、何かしらの用事がある時の委員長か、この枡米かのどちらかになる。


 委員長は人格者であり、急ぎの用事でもなければあえて昼寝中に話しかけてくることはない。だから声をかけて来たのが委員長であればそう邪険にすることもないが、この女の場合話は別だ。こいつの行動理念は一に自分、二に自分、三四も自分で五も自分。自己中が服を着て歩いているようなもの。どうせろくでもない理由で声をかけてきたのだろうし、声音が若干低くなってしまうのも仕方ないだろう。


 ガタガタという机の揺れる音で一時的に視線をこちらに向けていたクラスメイトたちも、また枡米かという様子ですぐに視線を戻して食事や談笑を再開し始めた。

 助けを求めるように委員長の姿を探すが、どうやら今は席を外しているようで見当たらなかった。昼休みだし、どこか別の場所で食事でもしているのだろう。


 気は進まないが自分で相手をするしかなさそうだ。


「ちょっと聞きたいことがあってさ。ほら、ここ最近話題の怪人騒ぎ、知ってるでしょ?」

「知らないから他を当たってくれ」

「はい嘘。咲良町近辺でチラホラ目撃されてる怪人には異能強度や外見的な特徴の共通点が多く見られていて、自然発生するタイプの怪人や全国規模の悪の組織が抱えてる怪人とも一致しない。さらに2年くらい前に咲良町近辺で相次いで出現したものと類似点が見られる。とここまではオッケー?」


 枡米は俺の答えを即座に嘘と断定して自分の言いたいことをペラペラとまくし立て再びそう問いかける。

 これがこいつの厄介なところであり嫌われ者でもある最大の理由。枡米は嘘を看破する異能を持つホルダーなのだ。そしてさらに、それを私利私欲のために使うのを微塵も躊躇しない。一応無許可での異能行使は校則違反なんだが……、まあ律儀にそんなことを守ってる奴もあまりいないし、枡米のような人間は言わずもがなだ。


 確かに枡米の言う通り、俺はその情報を知っている。

 もっとも、それは別に俺がその事件に精通しているだとか、ましてや当事者だというわけではない。


「少し調べればそのくらいすぐわかるだろ」

「そう、ここまではネットで調べた情報を繋ぎ合わせていけば浮かび上がってくる。でも折角身近で起きてる事件なんだから、どうせならもっと詳しい情報を仕入れて誰よりも早く発信したいじゃん? 地元でしか盛り上がらないかもしれないけど、うまく脚色すればバズるかもしれないし? そういうわけで、あんたなら何か知ってたりしないかなと思って」


 こいつは新聞部に所属しているのと、ネットでニュースのまとめサイトを運営しているというようなことを以前に言っていた。どちらで利用するつもりかは知らないが、ネタ集めの一環ということのようだ。


「さっき枡米が言った以上のことは俺も知らないって」

「ふーん、今度はほんとか。ちぇっ、使えないなぁ」


 枡米はつまらなそうに唇を尖らせて心底がっかりしたというように吐き捨てる。こいつにどう思われようが心が痛むことはない。相変わらずクズだなと感じるだけだった。


「大体、一介の学生が表に出てないような情報を知ってるわけないだろ」


 その言葉は、なぜわざわざ俺を選んで話しかけて来たのかという疑問と、そんなことを知っているわけがないという呆れから思わず出てしまったもので、口に出してから後悔した。黙っていれば枡米は満足して俺の前から去っていたかもしれないのに、余計なことを言ってしまった。


「でもあんた異能に詳しいじゃん。平定者目指してるんでしょ? 他の奴よりは可能性あるかと思ったんだけど、期待外れだったね」

「……」


 こいつは、人格面はクズだというのに能力が低いわけじゃないというのがまた厄介なんだ。

 まだこいつの本性を知る前、話の流れで俺は平定者を目指していることをこいつに教えてしまったことがある。別に隠しているわけでもないし、その時はこいつも大した反応をしていなかったが、こいつはそういう些細な会話で手に入れた情報を覚えている。そしてそれを基に理論立てて行動している。自分勝手ではあるが、考えなしの馬鹿ではない。


 そう、枡米は馬鹿ではないのだが……


「おいおい、未来の平定者に話を聞こうってんなら、まずは俺に聞くべきだろ?」


 代わりの馬鹿が釣れてしまった。


「そんな口先だけの腰抜け野郎より、俺の方がよっぽど平定者に近い。平定者になるのは俺だ」


 180cmはあろうかという背丈に、線が細いながらもよく鍛えられ筋肉のついた体つき。染めたのではなく元からその色だったかのように自然なブラウンの髪の毛は、整髪料によってツンツンと尖るように整えられている。

 枡米の発言に異論を唱えるかのように剣呑な雰囲気で立ち上がったその男子生徒は、堀口ほりぐち。普段は以前所属していた運動部のメンツとつるんでいて、俺と関わることはあまりないがなぜか俺を目の敵にしている。枡米とはまた違った意味で面倒な男だ。


 枡米が平定者という言葉を出したことに反応したのだろうが、先ほどの枡米の発言の主題はどう考えても「異能に詳しい」という方であり、平定者についてはついでに言及しただけに過ぎない。しかしこの馬鹿にはそんなことすらわからないらしい。

 曰く堀口も平定者を目指しているらしく、それを理由に俺を目の敵にしているようだが、ハッキリ言って意味が分からない。別に先着順というわけでもないのだから、お互い平定者を目指して頑張ろうというような爽やかな気持ちにはなれないものなのだろうか。


「じゃあ堀口はさっきの怪人の話なんか知ってるの?」

「は? いや、知らねーけど」

「はぁ、馬鹿は黙ってなさいよ……。ま、そういうわけだから、誰でも良いから何か知ってたら気軽に教えてねー!」


 枡米は教室内の全員に呼びかけるように大声でそう締めくくり自分の席へと帰っていった。謝罪も感謝もない、相変わらずの図太さだ。そして厄介ごとを残して去っていく。本当に関わらないで欲しい。


「よくわかんねーけど、とにかく氷室! お前、本気じゃねーんなら軽々しく平定者になるなんて言うんじゃねぇ。イラつくんだよ、お前みたいな半端な奴を見るとな」


 事の発端である枡米があっさりと会話を終わらせてしまったせいで堀口はどこか困惑した様子だったが、気を取り直したのかわざわざ俺の席に近づいてきて鋭い目つきで俺を見下ろしながらそう言ってきた。

 堀口の目に俺がどう映ってるのかは知らないが、俺の意思はもう何度か伝えてるはずなんだがな。


 どうせまた口論になるだろうという予感を抱きながらも、これだけは黙って引き下がることも出来ず、俺は自分の席から立ちあがり真正面から堀口を睨み返す。背丈はそう変わらない。


「遊び半分で言ってるんじゃない。俺は本気で平定者を目指してる」


 そう、別に普段から声高に喧伝しているわけではないが、隠しているわけでもない。枡米のせいで少なくともクラス中には知れ渡っていることだが、俺は本気で平定者を目指している。後ろ指を指されることも笑われることも、そして絡まれることもあるが、それでも俺の目指す先は変わらない。


 異能を持つ者、ホルダー。

 そして平定者とは、ホルダーの頂点に立ち、この世界を変えられるほどの力を持つとされる人類の到達点。


 小さな子供なら無邪気に憧れることだろう。

 思春期にもなれば夢見がちな者以外は現実に向き合い始めるだろう。

 そして大人の一歩手前、ハイティーンともなれば、本気でそんな夢を語る者はほとんどいなくなるだろう。


 プロスポーツ選手や、売れっ子の芸能人、あるいは人気のストリーマーに大企業の社長。

 そんな誰もが一度は憧れて、いつしか諦めていく遠い目標の、さらにその先。

 全世界の総人口100億人に対し、公的に認められているのは僅かに7名。


 それこそが、この混沌とした世界を平定する者。


「俺は、平定者になる」

「……チッ。だからよぉ、何度も言ってるだろうが!! お前が本気だっつーんならとっくに冒険者になってなきゃおかしいだろ!! ホルダーでもねぇ無能ノーマルが、一丁前に平定者を語るんじゃねぇ!!」


 俺の言葉を受けた堀口は一瞬何か考えるように間を置いて、いつものように喚き始めた。

 結局はそれか。自分が手っ取り早くホルダーになるために冒険者を選んだからと言って、誰もが同じ道を進むとは限らないというのに。


「冒険者はダンジョンの外ではほとんど異能を行使できない。それはつまり、冒険者はこの世界では最も弱いホルダーってことだ」

「馬鹿が! 最大レベルに到達した冒険者はまだいねぇ! これからどうなるかなんざわからねぇだろうが!」

「俺は今の時点で最も可能性の高い方法を選んでるだけだ」


 現時点で平定者に至ったホルダーの種類は二つ。その内一つは俺にはどうしようもないものだから除外するとして、残るもう一つ、魔術師と呼ばれるホルダーは俺でもなれる可能性がある。

 魔術師を目指すには才能と大金、もしくはとんでもない幸運が必要になるが、もしも魔術師になることが出来れば、平定者への道は他のホルダーよりもずっと近くなる。だから俺は、平日も休日も、ほとんど休みなく毎日汗水たらしてバイトしてるんだ。


 これからどうなるかわからない。確かにそれは堀口の言う通りだ。大変革が起きて以来、突然何が起きてもおかしくはないくらい世界は混沌としている。冒険者は平定者になれないと決まったわけではないし、もしかしたら冒険者こそが平定者への近道になる時が来るかもしれない。


 だがそれは、冒険者の理屈だ。

 少なくとも現時点において、冒険者はホルダーを目指すうえで最も遠回りで可能性の低いホルダーだというのは間違いない。

 冒険者であるということは平定者になることを諦める理由にはならないが、だからと言って進んで冒険者になる理由もない。


「そんなに命が惜しいかよ! あぁ!? 覚悟がなけりゃ冒険者にはなれねぇよなぁ!」

「……喧嘩を売りたいだけなら最初からそう言えよ。ダンジョン外での冒険者ってのは、実際どれくらいのもんなのか試してみるか?」

「上等だ、無能が粋がったことを後悔させてやるよ」


 元来、俺は気が長い方じゃない。ただでさえ昼寝の邪魔をされてイライラしていたところにこれだ。俺は悪くないだろう。ホルダーと喧嘩をするのは初めてだが、異能強度1程度までなら普通の人間と大きな戦闘力の違いはない。まして冒険者ともなれば、ダンジョンの外ではほとんどただの人だ。

 どうせこうなるのならもっと早くやっておくべきだったな。そうしたらこうして絡まれることも減っていたかもしれない。


「まあまあ、二人ともその辺にしておきなよ。みんなも不安そうにしてるし、暴力は良くないって」


 俺と堀口の間に一触即発の空気が流れ、いつ殴り合いが始まってもおかしくない緊迫感の中に、一人の男子生徒が割って入ってきた。

 中性的で整った顔立ちのイケメンであり、身に纏う空気は穏やかで優し気。クラスの中心的集団の更に中心人物。俗っぽい言い方をするのなら、クラスカーストのトップに立つ男とでも言えば良いだろうか。ナチュラルブロンドの髪は無造作風にカットされており、前髪の隙間から美しい碧の瞳が見える。


「沖嶋ぁ、お前には関係ねーだろ!」

「流石にクラスメイトが目の前で喧嘩を始めそうってなったら関係ないことはないでしょ」

「ここでおっぱじめるのは確かに迷惑か。場所を変えるぞ」

「いやいやいや、そんな無理に喧嘩しなくても良いじゃん。ほら、ここは俺に免じて二人とも拳を収めてよ」


 沖嶋おきしま、それがこの一見して外国人にしか見えない優男の名前だ。

 俺と堀口に限らず、クラス内でのもめ事に首を突っ込んでは仲裁役を買って出ている変わり者。今まで堀口が俺に突っかかって来た時も、完全にヒートアップする前に会話に割り込んできて口論を有耶無耶にするということがよくあった。

 博愛主義の善人なのか知らないが、誰にでも優しく物腰は丁寧。枡米のような嫌われ者や堀口のようなチンピラにも自分からよく話しかけているし、俺にもやたらと親し気に声をかけてくる。

 その甘いマスクとフランクながらも誠実な態度から異性に大層人気があるらしく、同時に文武両道でリーダーシップを兼ね備えているため同性からも頼られている姿をよく見かける。

 俺に免じて、なんて言葉が出てくるのは自分が優れた人間だという自覚の現れだろうか。堀口はどうだか知らないが、少なくとも俺は沖嶋に免じて許すような間柄ではないはずだが。


 沖嶋のことは好きでも嫌いでもないが、ここまできて大人しく拳を下ろすというわけにもいかない。これは俺の矜持に関わることであり、何より俺は誰の下にもつかないし誰の命令も聞く気はない。


 沖嶋を無視して教室から出るため出入口の方を向いた俺は、そこでこちらをじっと見ている女子生徒に気が付いた。


「委員長、戻ってたのか」

「今戻ってきたところです。それより、氷室くんたちが三人で話しているなんて珍しいですね。お友達になったんですか?」


 波打つようにパーマのかかったミディアムヘアは雪のように真っ白で、こちらを見据える瞳は翡翠色をしている。どこか神秘的な雰囲気を感じさせる低身長の彼女は、このクラスの委員長だ。名前は、なんていったか……。いつも委員長と呼んでいるしクラスメイトもそう呼ぶからすぐに思い出せないが、とにかく委員長がニコニコと笑いながらそう問いかけて来た。


「委員長、良いところに! 二人が喧嘩しようとして困ってるんだ。委員長からも何とか言ってやってくれない?」

「おい沖嶋ぁ! それはきたねぇぞ!」

「またですか二人とも。無理に仲良くしろとは言いませんけど、暴力は駄目ですよ」


 先ほどまで気分よさそうに笑っていた委員長は溜息をついてやれやれと言いたげに肩を竦めた。

 委員長には何かと世話になっているし、彼女の迷惑になるようなことは出来ることなら俺も避けたいと思っているが、しかしそれとこれとは別の話だ。


「悪いけど、相手が委員長だとしても俺は誰かの指図は受けない」

「指図なんてしてません。私は友達としてお願いしてるんです。友人が怪我をしないように心配するのは当然じゃないですか」


 ……この言い方は卑怯だろ。


「委員長に免じて今日のところは勘弁してやる」

「それはこっちのセリフだ」


 堀口はやりにくそうにしながら捨て台詞を吐いて踵を返し、俺もその背中に一言だけ投げ返して席に着く。数少ない友人の頼みを無下にするのは忍びないし、時計を見てみればもうすぐ昼休みも終わりだ。優等生の俺としてはまさか授業をサボるわけにもいかない。今日のところは見逃してやる。


「助かったよ委員長。出来れば俺も実力行使は避けたかったし」

「沖嶋くん、許可なく異能を行使するのは校則違反ですよ。私闘に使うなんて以ての外です」

「もちろん俺だって使う気はないって。最終手段っていうか、もしもの場合はってこと」

「気を付けてくださいよ? 沖嶋くんの異能はそこそこ強いんですから。それに変に目立つと生徒会連に目を付けられちゃいますからね」


 沖嶋のやつ、俺と堀口が喧嘩を止めなかったら異能を出すつもりだったのか。冒険者ならともかく、あいつの異能と真正面からやり合うのは無理がある。結果的には、また委員長に助けられた形になってしまったか。


「あーあ、つまんなーい。折角面白い記事が書けそうだったのに。余計なことしないでよ委員長」

「枡米さん、いつも言ってますけど争いを煽るようなことは止めてください」

「えー、あたし別に煽ってないもーん。あいつらが勝手にもめ始めたから撮ってただけだし」


 原因を作っておいてあの言いぐさ。相変わらずのクソ女だ。

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