ブラック社員が過労死!転生!最強!かと、思ったら幽霊になって社畜極めます。
ch-neko
プロローグ アラサー男ついに過労死
今日はなんてツイてる日なんだっ!
終電前に帰れたのは何週間ぶりだろう!
風呂!布団!まともな飯!が俺を待っている。
酒、女、金なんて叫んでた大学時代が愛おしい。
なんと!今日はこんな事になった諸悪の根源、上司の小林が有給休暇を取っていたのだ。そのおかげで仕事を押し付けられる事なく帰れた。
俺の名前は
仕事して寝る毎日。でも慣れてしまえば苦痛はない。
俺は裸でムーンウォークをしたい衝動を抑え、なんとか4日ぶりのマイホームに帰ってきた。
「ただいまー!!」
シ〜ン
よし、今日も返事なし。
家には出迎えてくれる彼女もいなければペットもいない。仕事でそれどころではないからな。
とりあえず飯だ。
俺は冷蔵庫を漁ろうとする。
ライン♪
すると、スマホから着信がきた。
こんな時間に、まさか…
急いで電源をつけ確認する。
☆KOBAYASI☆
明日の資料任せた❗❗😁
お前ならできると信じてる😎👍👍🫵
コ、コバヤシッャーーー
くそぅ。それはお前が頼まれてたものだろう。だが、断るわけにもいかず了解ですの文字を打たざる終えない。
結局今日も徹夜か…
俺は仕方なくパソコンを開けた。
あれ?ここはどこだ?
気が付くと俺は雲の上にいた。
あぁ、死んだのか…
過労死だろうな。俺の人生何だったのか…
でももう仕事をしなくていいんだ。
おふくろの顔が浮かぶ。ちゃんと親孝行できただろうか。最後まで心配させてしまったな……
目の前には神様のような人が座っている。
ハッ!待てよこれは異世界に転生するパターンではないか。もしかして最強になって俺が考えた必殺バーニングファイヤー改が撃てるのでは…
※彼はこの小説の題名を知りません。
そんな事を考えて感極まっていると神々しいお声が聞こえくる。
「え〜と、あなたは斎藤雄太で合ってますか?」
「はっ、はい!」
異世界を無双したり、ドラゴンを飼ったり、美人のエルフと幸せな家庭を築いたり。
それからそれから……
※できません。
「え〜と、〜に〜〜配属で〜ではあちら〜〜部屋に入ってください。」
話が入ってこない。まぁいいや、とにかく言われた通りにドアを開ける。
今この瞬間、俺の転生ライフが始まるのだ!
ガチャ
「ようこそ!我が幽霊カンパニーに!」
「私が今日から君の上司、大林だ。」
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