清々しい一日の始まり
「あら、おはよう
「おはよう……あれ? 母さん、今日仕事じゃないの?」
今日は土曜日のため学校はないけど、父さんも母さんも、いつもは出勤している時間だ。こうして朝に母さんの姿を見るのは珍しい。
俺が起きるタイミングを見計らっていたのだろうか。エプロンを着けてコンロに向かう
……母さんといい
「今日は愛する息子のために、朝ご飯を作ってあげたかったのよ」
そう言ってはにかむ彼女は、文句なしに魅力的だった。
40代であるはずなのに、とてもそうは見えないほど若々しく、
そして、エプロンの上からでも分かるほど……というか、年齢問わずあらゆる男を魅了してやまないほどの、いっそ暴力的なまでのスタイル。
だから俺の視線が胸に吸い込まれてしまうのは仕方がない。
男の性だから……でっけぇ……メートルあるんじゃないか……?
「……ふふ、気になる?」
「っ! い、いやっ、そのっ……」
胸を強調するように腕を下で組んでムニィッとする
「冗談よ……さすがにおばさんだし、
「えっ———」
「夜のあの娘達、すごかったでしょ?」
「ちょっ、待っ……えっ!??!!?」
「椅子から転げ落ちるほど慌てなくても……」
昨日の行為が
姉弟で
「大丈夫よ。
目を輝かせ、ドヤ顔でそう言い切る
この、『私がこう思うからこう!』みたいに突っ走る感じ、
この親にしてこの娘あり、といったところか。
「そういうわけで、あの娘達はお寝坊するかと思って、私が朝ご飯を作ったのよ」
「そ、そうか……なんていうか、その……」
「何も言わなくても大丈夫よ?
「はい、それは間違いなく」
「それでいいじゃない。あの娘達もあなたも幸せで、私はそれを願っている。なら、問題ないでしょう?」
「……でも世間一般的にはアウトなので……」
「内緒にしておくから大丈夫よ♪ と、そろそろ時間ね……行ってきます♡」
「っ……!」
俺の朝ごはんを作り終え、テーブルに並べた
そして思わずドキッとしてしまった俺の表情を見て笑いながら、元気に家を出ていったのだった。
なんだか随分振り回されたな……。
♢♢♢♢
「
それからしばらくして、リビングのドアが開く。
最初に起きてきたのは
「あぁ、おはよ———っ!?」
未だ眠そうな声を出す
俺は結構背が高い方だから、カッターシャツもでかい。実際、
というか、第一ボタンは閉まらなかったのか開けっ放しで、谷間が丸見えである。
何より……絶対それ下着つけてないよね……?
薄手のカッターシャツから透けて見える色は肌色で、どう見ても他の布は存在していない。そして、はち切れそうなほど押し上げられた胸元の先端には、小さな突起が確実に———
「気になる……?」
「いやっ!? その、ごめん!」
俺の視線に気づいた
「待って、冗談抜きで我慢できなくなるからっ」
「そうよね……
「いや、まぁそれはそうだけどっ———」
「昨日だってあんなに夢中で、赤ちゃんみたいにむしゃぶりついて……『そんなに吸ってもおっぱい出ないわよ』って伝えても全然離してくれないんだもん……♡」
「もう勘弁して……」
「ふふ、勝った」
あーっ! 恥ッッッッず!?
高校生にもなってこんな恥ずかしいことあるか!?
くっそ、ただただ弱みを握られただけな気がするな……。
「こほんっ……目玉焼き作るけど、塩でいい?」
「あー……先にシャワー浴びてくるわ」
「分かった。先に紅茶入れる準備だけしておくよ」
「
「言わなくていいから早く行ってきなさい!」
俺をからかうだけからかって満足したのか、
はぁ……そんなに俺をからかうのが楽しいのだろうか……。いや、まぁ彼女の言動全てにドギマギしてテンパってる俺も俺だけど……。
「……まぁ、姉さんがいつも通りで良かった」
もしかしたら、俺が変に気にしないように、わざとそう振舞った?
だとしたら大成功だな、その作戦。
そんなことを考えつつ、10分ほどして戻ってきた
そして、示し合わせたかのように俺の服を着て起きてきた
─────────────────────
あとがき
一旦これで完結にしたいと思います!(続きを考えていないので……)
ここまで読んでいただいてありがとうございました(_ _)
まぁ、まだ水着回とかやってないですし、ようやくオープンにイチャラブできるようになったので、その辺りの話とか、クラスメイト・通行人の反応とか……あとはお母さん参戦とか……書きたいなと思ってるのは色々あるので、そのうちまた再開すると思います。
そのときはまたよろしくお願いします!
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