第17話 四期生について話し合う先輩の配信視聴②
狸央:「それじゃあ次いくか。三人目、楽堂ミライちゃん」
りん:「金髪ではなく黄髪。とにかく明るいという印象があるね」
狸央:「ここまでの服装とかホー厶ページを見れば分かるように四期生のテーマ生徒会だ」
りん:「いや、生徒の間違いじゃない?」
狸央:「あ」
:やっぱりポンコツじゃないか!
:今日のポン、頂きました。
:一瞬本当にテーマが生徒会と思ってしまった
:ポンコツとポンポコは紙一重
:ポンはりおしかあり得ない
狸央先輩はここまで見た感じだといたずら好きのポンコツらしい。それに対しりん先輩は言動的に相手に投げかけることが多く、かまって欲しい感じなのかもしれない。
狸央:「ごほん。切り取り直して、楽堂ミライちゃんの紹介です。初手はマイクの間違いないでASMR用のバイノーラルマイクでの声爆弾にリスナーネームを自分の願望でお兄ちゃんお姉ちゃんにしたりとある意味何でもありな娘でした」
りお:「案の定、四期生マネージャーにねむちゃん同様、軽くだけど怒られたりもしたよね」
:あのときは鼓膜が破れたかと思った
:天性のアホの娘
:圧倒的な陽キャの匂いがプンプンするぜぃ!
:ミライちゃんの願望に妹欲しかったワイ歓喜
狸央:「はい、じゃあ次行きましょうか」
りん:「私にアドバイス聞かないの!?」
狸央:「ちょっとイヤそうにしてたから飛ばそうかなと」
りん:「嫌じゃないから! もっと話振って! もっと私にかまってよ!」
りん先輩はかまって欲しい人だったのか。
狸央:「それじゃあミライちゃんへのアドバイスをどうぞ」
りん:「えっとね、元気いっぱいなのはいいけどやり過ぎには注意だからね。これからに期待してるから頑張って!」
狸央:「ということだそうなので頑張って下さい。ということで最後です」
ここまでボクはでて来ていない。だからキーボードとお母さんが持ってきてくれたローマ字表を使って打ち込んでいく。そもそもこのパソコンのアカウント? とやらを色彩こころ用にするらしく設定が変更されている。
狸央:「そんな訳で最後はある意味Re:live最大の問題点。色彩こころちゃんだ」
りん:「記憶喪失になったばかりの少女をゆうか……ゲフンゲフン、スカウトをして最後の一枠にしたとのこと」
狸央:「もちろん、記憶喪失になったばかりなので動画どころか配信を知らないでぶっつけ本番に出される始末」
:ある意味問題はあるな
:りんちゃん誘拐って言いかけなかった?
:これ一番の問題児は事務所の方では?
【色彩こころ】:よびました?
:ふぁ!?
:ふぁ!?
:本人!?
:朗報、本人登場ww
:こころちゃーーん!
狸央:「え? 本人来てんの!?」
りん:「こころちゃん初めまして!犬宮りんだよ〜!」
狸央:「りん! 呑気に挨拶するな! 電話? なんで今……。はい、はい。了解です」
りん:「どうしたの〜? 狸央」
狸央:「こころちゃんもコメント通して参加していいってさ」
りん:「やった!」
:他期生とのコラボが来た!
:コメント通してだけどな
:よくやった公式
【色彩こころ】:いいのですか?
【Re:live公式】:いいよ
:公式がいいというんだから
:やっちゃえやっちゃえ
:こころちゃんのことも知りたいから嬉しみ
突然となって初配信振り返りから他期生とのコラボに、かわってしまった配信。ボク自身は同期のみんながやってたみたいにコメントしただけなのにどうしてこうなったのだろうか。
りん:「聞きたいこともたくさんあるけど私達視点で思ったことや分かっていることも含めて紹介しますね」
狸央:「私達もまだ2Dモデルだけど、感性豊かで可愛らしい声に様々なことに適応力があると見てるね。それでも雰囲気が変わったりとかは謎に包まれてもいるけどね」
りん:「でも、四人の中では一番の成長性を感じるし、これからしだいもあるよね」
:先輩達的にはそう見えてるのね
:知識のある1ではなく0から始まってるからね
【色彩こころ】:ほえ〜
:ほえ〜ではないが
:貴女のことだからね?
:謎が多くとも本人も知らないのがこころちゃんだから
先輩達はそう見えているのか。でもボクとしては可愛いとかは分からないし、適応力があると言われても初配信のことを思い出すとそう思わない。そこは人の見方にもよるのだろう。
狸央:「聞きたいこといえば、こころちゃんはここ。Re:liveで何をしたい?」
先輩の動かない絵は何処か笑みを浮かべているように見えた。
あとがき
10000PV突破しました!
みんな読んでくれてありがとうございます!これからも楽しめるような物語を書いていきたいです!
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