異世界に召喚されたら最強騎士になっていた件

とねてつVer2

第1話 異世界に召喚される 

ここはどこだ?


私の名前は水上マリア16歳、N女子高校の2年生


学校から帰ってパパ、ママ、妹のミリアと夕飯食べて、お風呂でくつろぎ

ミリアと学校の話をして、宿題をしようと部屋に戻った。


数学は難しいなぁ・・・

そうだ!ちょっとゲームでもしようっと


スマホのゲームをやっていると・・・

いきなりスマホが光りだしたんよね、えっ?なになに???


なんだが体がすーっとスマホの中に入っていくような感じなのよ



気が付くと

なにやら王宮みたいなところにいるんだわ


「ようこそベルトリーニ王国へ、私は国王のメラニー・アップルガーと申します」

「?????」

「あなたは選ばれし者なのです!」

「選ばれし者?」

「さよう」隣にキリスト教の司祭みたいな人が居て

「あなたはこの国に必要な人物なのです」


「ザラード、この方のスキルを確認しなさい」

「承知しましたメラニー様」


ザラードと呼ばれた司祭みたいな人は私の頭に手をかざすと・・・

「こ、これは?」

「どうしたザラード」

「・・・なんと申し上げればよいか・・・」

「申してみよ」

「スキルが確認できません」

「なに、ノースキルなのか?」

何だか良く解らないんだけど・・・

「・・・こいつを牢屋へぶち込んどけ!」

いきなり手錠をかけられて、石で作られた牢屋へ入れられたんだ


「出して!ここから出して!」

と叫んだところで誰も、どこからも反応が無いんだけど

「どうしよう、学校行けないよ」


「ふふふ、あんたさぁ、いきなりここへぶち込まれた訳?」

「あなた誰?」

そこにいたのは私よりちょっと年上のように見える女性

よく異世界ものに出てくる、女騎士のようなコスチュームをつけている


「あたしはモニカっていうんだけど、あんたは?」

「マリア」

「なんでここへ?」


「そう言うことか、まぁじゃあ解らないだろうけど話を聞きな」

「はぁ・・・」


モニカの話だと

この国では魔法とスキル、本人が生まれながらに持つ加護というものが

モノを言う世界だそうだ。その加護とスキル次第で職業とか階級が決まる。

さらに貴族の楽しみのために、コロシアムがあって週1回その名の通り

剣闘士同士が闘う闘技大会が開かれている。スキルが無いとかそういう連中を

集めて闘技大会に剣闘士として出場させるんだって


「じゃあ私のようにスキルが無い場合は・・・剣闘士になるの?」

「そういうことさ」

「ええーーーやだぁ!そんなのやだよ!」

「まぁ諦めな、あと重要なこと教えとく」

「?」

「負けたら・・・」

「負けたら?」

「男の場合、負けた方は勝った奴の奴隷に、女の場合は・・・」

「女の場合は性奴隷、いわゆる苗床にされる」

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「しかもノースキルの奴の相手はな」

「?」

「拷問女王と言われる炎の騎士ジョーイ・ステヴェンソンってやつでな

 とにかくサディストとしてこの国では有名なのさ」

「・・・・」

「このジョーイってのは、自分でなにを生やすことが出来てな、

 それをつかってお前たちを犯すんだ」

「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「いやだっていっても仕方ないね、それがこの国の掟なんだ」

「ううううううううううう」

そのジョーイっていう人は自分で男性器を生やすスキルを持っているんだそうだ。

「もう何人もの女性が犯され苗床にされ、その挙句奴隷として自分の屋敷で

 飼っているということだ」

「そんなぁぁぁぁぁぁぁ」

「なぁ、おまえ何か武術の心得はあるのか?」

「まぁ剣道を」

「剣道?なんか解らないが、そう言うのがあれば少しは何とかなるかもな」


なんでこんなことに・・・

そうは言っても、仕方ないか。

なんでもポジティブに考えることは私の得意技だし。


前向きに・・・



第1話 完


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