ふつうの少女

ふつう

　昔、というか今もだが、ふつうの女の子がいる。

　先ず前提を君らに与えよう。

　女の子は、男と比べて早熟である。ただ、頭打ちもあるし、三〇代の男性には、様々な面で勝てない。

　体つきも、精神的にも、男よりかは成長が早い。

　大抵の女の子は、思春期に嫌な思いもする。

　どんな女の子でも通る道なのではないだろうか？　筆者は男のため、推し量る。

　昔から頭の良い女の子は、生きづらそうにしていたことを思い出す。

　X(Twitter)にもよく居る。ふつうの一般的な女の子。

　昔何かで知った、その女の子もふつうだった。賢いだけでふつうだった。今ツイートを見ても思う。

　生きづらそうな苦しそうなツイートをしていた。

「私は普通。大丈夫」

　って言いながら、今の自分から見ると、無理筋な道を進んでいた。

　文才も頭も良い賢いだけの、ただのふつうな女の子だった。

　彼女は普通になりたかったのだと思う。

　今はもういないのだし、実際に会話をしたわけでもない。

　時折、彼女を思い出しては、検索をかける。

　もう何年もたったというのに、彼女についての記事がたくさんヒットする。

　私は頭を抱える。

　彼女は愛に飢えていた。

　誰かに認められたいと、切実に願っていたように思う。

　その手段としてTwitterで発信した。

　ただ、彼女はもういない。

　ゆっくり寝かせてあげてほしい。墓を掘り返すのは、私はあまり乗り気ではない。

生きている人たちに還元するのなら大いにやろう。

　クリエーター諸君。

　夜は寝ろ。

　筆者は彼女のことを考えると夜しか寝られない。